前週は60ドル台前半で上値の重い展開になった。需給緩和見通しの織り込みが優勢 になっている。需要の伸びが鈍化する一方、石油輸出国機構(OPEC)プラスの増産 で、需給は緩むとの見方が強い。国際エネルギー機関(IEA)も来年に向けての供給 過剰見通しを確認している。8月15日に米露首脳会談を控えていたことがイベントリ スクだったが、供給リスクの織り込みは鈍く、戻り売り優勢の展開が維持された。 今週も上値の重い展開が続く見通し。需給緩和見通しに変化は生じない見通し。何等 かの供給障害の発生がなければ、景気減速に加えて、需要端境期に向かうことで、需給 がゆるみやすくなる。このまま大きな売買材料が浮上しなければ、60ドルの節目を試 す展開になろう。米露首脳会談では、直ちに何等かの合意形成が発表された訳ではない が、少なくともロシアが停戦協議のテーブルについており、トランプ大統領が大規模な 経済制裁を発動するリスクは後退している。 予想レンジは60.00〜67.50ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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