ドル円は一時148円11銭まで急騰もすぐに下げる=東京為替概況 19日の東京市場でドル円は147円台後半での推移から、午前中に一時148円11銭まで上昇した。米格付け大手S&Pグローバル・レーティングスが米国のソブリン格付けを「AA+/A-1+」で据え置くことを発表。昨日の海外市場で上値を抑えていた148円手前の売りをこなして148円台に乗せる展開となった。しかし、高値を付けた後すぐに反落となった。148円台での売りに上値を抑えられると、据え置き発表前の水準を割り込んで147円62銭まで売りが出た。先週148円台半ばが重かったこともあり、148円台に入ると売り注文が入っているとみられ、上値の重さを確認する形ですぐに売りが出る展開となっている。 その後は昼過ぎにかけて147円80銭台まで上昇したが、上値の重さもあり、その後再びの円買いとなった。比較的無難に終わった日本20年債の入札などを受けて円債利回りが少し上昇し、円買いが入りやすい地合いとなっていた。ドル円は午前の安値を割り込む147円59銭を付けている。 ユーロドルは米格付け据え置きを受けたドル高に、朝の1.1670前後での推移から1.1639を付けた。その後はじりじりと買い戻しが入り1.1660前後を付けている。 ユーロ円は朝の172円60銭前後から米格付け据え置きを受けたユーロドルでのユーロ安ドル高もあって172円00銭前後まで売りが出た。その後はドル円の上昇に合わせて172円30銭台まで回復も、再び下げる展開。 ポンドドルは1.3510近くから米格付け据え置きを受けたドル高に1.3487まで売りが出た。その後1.3510前後を付けるなど、下げ分を解消。ポンド円は200円前後の重さもあり、朝の199円87銭から午前中に199円20銭台まで売りが出た。その後は円高一服で199円60銭台に戻すも、再び199円20銭台を付けるなど、円買いがやや優勢。 MINKABUPRESS 山岡
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