プラチナ午前=プラチナは続落、現物相場の軟化で一時100円超の下落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ニューヨーク続落受けてドル建て
現物相場が1310ドル水準に軟化から売り優勢で始まった。先限は序盤、下げ幅を縮
小したが、新規買いが盛り上がらず、午前10時前からドル建て現物相場の軟化から一
段安となった。一時100円超の下落まで軟化した後、下げ幅を縮小したが、反発力は
限定的で70円超の下落で推移。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時33分現在の前営業日比は、プラチナが69〜51円安、プラチナミニが
78.0〜70.5円安、プラチナスポットが138円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時33分現在の出来高は、プラチナが6272枚、プラチナミニが700
枚、プラチナスポットが2276枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはナスダックの下落でNY市場で手じまい売り進みやすい】
 プラチナは軟調に推移。前日の米株式市場でナスダック指数が大幅安となり、IA関連
中心に改めて買われ過ぎ感が意識された。ナスダック指数の下げが警戒され、日経平均
株価が700円超の下落となり、リスク資金の流出が警戒される。ニューヨークプラチ
ナ市場でも投機家中心に買い玉の手じまい売りが進みやすい環境。ニューヨークプラチ
ナは期近10月限で1300ドルで手じまい売り注文が設定されているとみられ、今夜
の取引は要注意。21日からジャクソンホール会議が開催されるが金がドル建て現物相
場で3300ドル台を維持できるかの見極めが必要。
 プラチナ先限は夜間取引の終盤に今月6日以来の安値となる5734円まで下落。日
中取引の序盤、5814円に戻したが、5800円台での取引は続かず、5742円ま
で再度、下落。下値切り上げも5800円が抵抗線。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は軟調。朝方に1303ドルまで下落。1315ドル台
に戻したが、1302.80ドルまで下落場面があった。
 午前11時30分現在、プラチナは1309.15ドル、パラジウムが1105.5
7ドルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1330.06ドル、パラジウムが
1115.93ドル。
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