金・銀市況=金は続落、現物相場が戻り歩調も円高が圧迫要因で軟調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,748    -97    15,890   -89  : 3,324.56   -10.78
銀          185.0   -9.5     176.0  -3.8   : 3,717.00   -72.00
プラチナ     6,265      0     5,767   -86  : 1,316.42   -13.64
パラジウム   5,300      0     5,300     0  : 1,108.79    -7.14
======================================
      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.25   -0.37  ユーロ・ドル相場   1.1636  -0.0027
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 金が続落。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後はドル建て現物相場
が軟調に推移から、下げ幅を拡大。先限は正午前に105円安で推移。午後に入り、ド
ル建て相場が戻り歩調となり、幾分、下げ幅を縮小も円高が圧迫要因となり、軟調地合
いを払拭できずに引けた。
 銀は先限のみの約定で3.8円安。その他は出来ず。帳入値は9.5〜3.0円安。
 前営業日比は、金標準、金ミニが97〜87円安、ゴールドスポットが87円安、銀
が9.5〜3.0円安。
 推定出来高は、金が1万6315枚、金ミニが7367枚、ゴールドスポットが
698枚、銀が1枚。
【金先限は約3週間ぶりの安値】
 金先限は1万5855円まで下落し、7月31日以来、約3週間ぶりの安値更新。7
月31日の安値1万5850円が支持線。1万5850円割れとなると、7月11日の
安値1万5734円が次の下値のメドとなる。14日間の相対力指数(RSI)は終値
ベースで44台に低下。今年は3月と4月に41台まで低下したが、40割れはない。
 金は前日のニューヨーク時間、ユーロ安・ドル高が圧迫要因となったが、米長期金利
は4.3%台前半に低下した。今月5日に4,12%まで低下した後、上昇していた
が、今週になり、再度、低下傾向に転換。21日から23日までジャクソンホール会議
が開催される。22日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演がある。講演
後の米金利動向の見極めが必要。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、反発。きのうの海外市場では、ドルが対ユーロで堅調に推
移や、ウクライナ和平の進展期待から売り優勢。アジア市場は朝方に3315ドルに接
近。3316.90ドルで戻りを抑えられた後、午前9時過ぎに3313ドル台まで下
げ幅を拡大した。その後、戻りは鈍く、10時過ぎから軟調な展開となり、3311ド
ル台までジリ安。3310ドル台前半で買いが喚起され、午後になり、3320ドル台
を回復し、午後4時過ぎに3326ドル台まで浮上。ドル安が追い風。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。