LME市況=反発、強まる9月の米利下げ観測を受け買い優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,574.22  +   14.31     2,576.50  +   13.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,629.75  +   34.60     9,720.50  +   28.50
    ニッケル      14,812.99  +   12.18    15,008.00  +    2.00
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 アルミ3カ月物は反発。2569ドルで小反発で取引を開始した後、戻り売りを消化
しながら値位置を切り上げる動きとなった。2577.50ドルに達したところで転売
が見られたものの2570ドルに近づくと買い戻される底堅い動きとなった。9月の米
利下げ観測を映したダウ平均の堅調な値動きや、銅高に追随する買いを受け2584.
50ドルの高値に到達。高値を離れた後の押しも浅く堅調に取引を終了。
 銅3カ月物は反発。9688ドルで小安く取引を開始。序盤は9700ドルを上抜く
と転売が出る頭重い動きとなったが、アジア株高に追随高となり、一時9722.50
ドルを記録。ただ、22日に行われるジャクソンホールでのパウエル米連邦準備理事会
(FRB)議長の講演を前に玉整理基調が強まり、高値では転売が出て欧州の時間帯後
半に9670.50ドルの安値まで軟化。米国の時間帯を迎えると9月の米利下げ観測
が強まるなか、ダウ平均が堅調となったことを受けて浮上。9736ドルの高値に達し
た後も転売を消化して30ドル近い上げ幅を維持して終えた。
 ニッケル3カ月物は小幅反発。1万5050ドルと堅調で取引を開始。アジアの時間
帯序盤に1万5060ドルの高値を付けた後に軟化し一時は1万4910ドルまで値を
落とした。米国の時間には米利下げ観測とダウ平均の堅調に追随して浮上したが1万
5060ドルが上値抵抗線となるなかでの高もみとなりプラスサイドを維持して終え
た。
今日の材料
・20日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は反発、38.92ポイント高の3766.21ポイント。
・欧州株はまちまち。英FTが上昇も独DAX、仏CACは売り優勢。
・ドルは売り優勢も下値堅く推移。ドル円は1ドル=146円台後半まで下落する場面が
 あったが、147円台前半に戻した。ユーロドルは東京時間に今月12日以来の安値と
 なる1ユーロ=1.1619ドルまで下落したが、1.1670ドル台まで切り返し、堅調に
 ニューヨーク時間の取引を終了。
・米国株はニューヨークダウが16.04ドル高で小幅続伸。ナスダックス指数は142.06
 ポイント安(0.67%の低下)で続落。
・ニューヨーク貴金属、原油とも上昇。
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