NY金・銀市況=反発、ドル安で押し目を買われる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/10)  3332.6     3366.6      3326.8      3361.6     + 29.8
          (25/12)  3359.0     3394.3      3353.4      3388.5     + 29.8
   銀     (25/ 9)  3733.5     3791.5      3696.0      3777.3     + 44.1
         (25/12)  3781.5     3840.5      3744.5      3826.0     + 44.6
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           141,392       142,952       438,541        (-  1,352)
  銀           71,385        64,720       158,477        (-    245)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,938.31  +  16.04
     前日  147.66/68   1.1646/48   ・ナスダック         21,172.86  - 142.09
     本日  147.31/33   1.1651/53   ・10年米国債利回り      4.29  -   0.02
・NY原油  (25/ 9)   63.21 + 0.86  ・SPDR保有金残高    962.21  -   3.16
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反発。前日比は金が29.7〜31.2ドル高、中心限月の
12月限が29.8ドル高、銀が41.5〜44.6セント高、中心限月の9月限は
44.1セント高。
 金12月限は反発。時間外取引では、手じまい売りが出たが、ドル高が一服すると、
下げ一服となった。欧州時間に入ると、買い戻し主導で上昇した。日中取引では、ドル
安を受けて買い優勢となった。
 銀9月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
 ニューヨーク金12月限は反発。時間外取引では3353.4〜3376.5ドルの
レンジで推移、前日比17.2ドル高の3375.9ドルとなった。12月限は高寄り
したのち、手じまい売りが出たが、ドル高が一服すると、下げ一服となった。欧州時間
に入ると、買い戻し主導で上昇した。
 日中取引では、ドル安を受けて買い優勢となり、3394.3ドルまで上昇した。買
い一巡後は上げ一服となったが、押し目は買われた。
 7月の英消費者物価指数(CPI)は前年比3.8%上昇と6月の3.6%上昇から
伸びが加速した。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、米国と欧州連合(EU)
の貿易協定は想定水準を若干上回ったが大きくかけ離れてはいないとの見方を示した。
トランプ米大統領は、米連邦準備理事会(FRB)のクック理事の辞任を要求した。ク
ック理事の住宅ローン契約を巡る不正疑惑が指摘されたことを理由に挙げた。ドル安に
振れ、金に押し目買いが入った。
 ニューヨーク銀9月限は、時間外取引で3696.0〜3738.0セントのレンジ
で推移し、前日比14.2セント安の3719.0セントとなった。9月限は高寄りし
たのち、手じまい売りが出て軟調となった。欧州時間に入ると、下げ幅を拡大した。
 日中取引では、ドル安を受けて買い戻し主導で上昇した。買い一巡後は上げ一服とな
ったが、押し目は買われ、3791.5セントまで上昇した。
 8月19日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比6万5319オンス減の
3856万3812オンス、銀は34万7707オンス増の5億0849万9193オ
ンス。

今日の材料
・7月の英消費者物価指数(CPI)は前年比上昇率が3.8%で6月の3.6%から
加速した。2024年1月以来の高水準となった。
・7月のユーロ圏の消費者物価指数確定値は、前年同月比2.0%上昇した。速報値か
ら変わらず。前月の伸びは2.0%。
・欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、米国と欧州連合(EU)の貿易協定は想
定水準を若干上回ったが大きくかけ離れてはいないとの見方を示した。
・トランプ米大統領は、米連邦準備理事会(FRB)のクック理事の辞任を要求した。
クック理事の住宅ローン契約を巡る不正疑惑が指摘されたことを理由に挙げた。
・7月29〜30日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、「ほぼ全
て」の参加者が金利据え置きを「適切」と判断していたことが分かった。
・ロシアのラブロフ外相は、ウクライナに関して「ロシア抜きで安全保障問題を解決し
ようとする動きには賛同できない」と述べ、米国や欧州諸国の動きをけん制した。
・在インド・ロシア大使館の高官は、ロシアはインドへの石油の供給を継続すると述べ
た。またロシアはインド・中国との3カ国協議が近く開催されることを期待していると
述べた。
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