国内市場は上昇へ。2026年1月限で500〜700円高程度を想定する。海外原 油が反発したことが支え。円相場は1ドル=147円台前半で推移しており、前日水準 とほぼ変わらず。 早期にウクライナ和平が実現するか否かが目先の焦点だが、数週間以内の合意を想定 している欧米首脳とは対象的に、ロシアは慎重である。北大西洋条約機構(NATO) 加盟国の軍隊がウクライナに駐留することを安全保障の一環としようする欧米各国に対 して、ロシアのラブロフ外相ははっきりとけん制しており、ウクライナ停戦について米 ロ首脳会談でどこまで協議されたのか疑問視せざるを得ない。ウクライナ停戦協議の土 台である領土譲渡について報道でほとんど伝わっておらず、停戦の雰囲気が先行しすぎ ている印象だ。この雰囲気に合わせて合意を急ぐならロシアにとって不利であるほか、 世界が待ち望んだ和平合意を先延ばしにすれば、批難されるのもロシアである。首脳会 談後の時間の経過も悪者ロシアの余裕を奪う要因となるが、どのように対応するのだろ うか。仕掛けづらい時間帯が続きそうだ。 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.22ドル高の62.93ドルで 取引されている。本日これまでのレンジは62.84〜62.95ドル。 <今日の予定> ◆ ニュージーランド ◆ 【経済】07:45 貿易収支 2025年7月(NZ統計局) ◆ 日本 ◆ 【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 8月10日-8月16日(財務省) ◆ 香港 ◆ 【経済】17:30 消費者物価指数 2025年7月(香港統計局) ◆ トルコ ◆ 【経済】16:00 消費者信頼感指数 2025年8月(トルコ統計機構) ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】17:00 製造業購買担当者景況指数 2025年8月速報(Markit) 【経済】17:00 サービス業購買担当者景況指数 2025年8月速報(Markit) 【経済】17:00 購買担当者総合景況指数 2025年8月速報(Markit) ◆ アメリカ ◆ 【経済】21:30 新規失業保険申請件数(労働省) 【経済】21:30 製造業景況指数 2025年8月(フィラデルフィア連銀) 【経済】23:00 景気先行指数 2025年7月(カンファレンスボード) 【経済】23:00 中古住宅販売統計 2025年7月(全米不動産協会) 【農産】21:30 週間穀物輸出成約高(USDA) ◆ カナダ ◆ 【経済】21:30 鉱工業製品価格指数 2025年7月(カナダ統計局) MINKABU PRESS
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