[本日の見通し]石油=上昇も、FRBは利下げを再開できるのか?

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年1月限は上げ幅をやや拡大。6万0100円まで
上げた。

 本日から米カンザスシティー連銀主催年次シンポジウム(ジャクソンホール会議)が
始まる。この会議で講演が予定されているパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議
長は追加利下げの開始を示唆すると期待されているものの、昨日公表された米連邦公開
市場委員会(FOMC)議事録では、多くはインフレは雇用のリスクを上回っていると
認識しているとの文言があり、金融緩和を疑問視させる。直近の米雇用統計を受けて、
雇用下振れリスクをより重視する米金融当局者がどれかけ増えているのだろうか。パウ
エルFRB議長の発言を受けて、金融市場が動揺する可能性はある。
 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.19ドル高の62.90ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは62.82ドルから62.95ドル。
 原油1月限の予想レンジは5万9500円から6万0500円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万0500円から8万1500円。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。