【場況】 金が反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相 場の軟調に上値を抑えられたが、円安を受けて押し目を買われた。銀もニューヨーク高 を受けて買い優勢となった。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が17〜110円高、金ミニが91.5 〜103.5円高、ゴールドスポットが391円高、銀が0.9〜3.9円高。 午前11時2分現在の出来高は、金が1万0286枚、金ミニが4811枚、ゴール ドスポットが362枚、銀が5枚。 【NY金はドル安や米国債の利回り低下が支援】 金はドル安や米国債の利回り低下が支援要因になった。トランプ米大統領は、クック 連邦準備理事会(FRB)理事の住宅ローン契約を巡る不正疑惑が指摘されたことを理 由に、「今すぐ辞任すべきだ!!!」と投稿した。一方、7月29〜30日の連邦公開 市場委員会(FOMC)議事要旨によると、「ほぼ全て」の参加者が金利据え置きを 「適切」と判断していたことが分かった。ジャクソンホール会議を控えており、ドル安 は一服した。 ロシアのラブロフ外相は、ウクライナに関して「ロシア抜きで安全保障問題を解決し ようとする動きには賛同できない」と述べ、米国や欧州諸国の動きをけん制した。北大 西洋条約機構(NATO)軍事委員会は、ウクライナ情勢を協議するためオンライン会 合を開いた。 金先限は夜間取引で1万6012円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因になっ た。円相場は1ドル=147円台前半で推移した。銀先限は179.9円に上昇した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、トランプ米大統領がクック 連邦準備理事会(FRB)理事に辞任を要求し、ドル安に振れたことを受けて買い優勢 となった。アジア市場では朝方の3347.97ドルから、ドル安一服を受けて売り優 勢となった。 午前11時現在、3343.02ドルで推移、銀は3790セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が3324.56ドル、銀が3717セント。 MINKABU PRESS
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