[今夜の視点]シカゴコーン=12月限が引けで4ドル台を維持できるか否か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は小幅なもみ合い。12月限は404〜405セント台を中
心に強含みで推移。注目のクロップツアー第3日目の結果はアイオワ州、イリノイ州の
二大産地で高単収を維持しており、今夜も上値が重そうだが、輸出面がどの程度支援材
料となるか、週間輸出成約高に注目したい。引き続き12月限が引けで4ドル台を維持
できるか否かも焦点となる。
 クロップツアーの第3日目は西側ツアーがアイオワ州、東側ツアーがイリノイ州と二
大産地で実施されたが、アイオワ州は3〜4日目にかけて実施されるため、州全体の発
表はない。ただ、実施された第1地区、第4地区、第7地区のすべて高単収と評価され
ている。一方、イリノイ州も199.57Bu(同204.14Bu)と前年を下回っ
たものの、3年平均196.19Buは上回っており、水準としては高単収を維持し
た。
 今年のクロップツアーを見ると、コーンベルト西部での高単収が目立っているが、東
部も西部ほどではないが高単収を維持している印象だ。

 前日のシカゴは小反発。19日の米プロファーマー社の産地クロップツアー第2日目
の結果が、インディアナ州、ネブラスカ州ともに高単収見通しになったことに圧迫され
たものの、デイリー報告で大口輸出成約が発表されたことに支援されて小幅ながらプラ
ス引けした。また米エネルギー情報局(EIA)の週報でのエタノール統計は生産が減
少する一方、在庫が増加して弱気な内容となった。

 12月限は401.25セントまで下落したものの、引けは404.00セントと小
幅高で引けて、引き続き4ドル水準は維持した。

<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】 17:00 製造業購買担当者景況指数 2025年8月速報(Markit)
【経済】 17:00 サービス業購買担当者景況指数 2025年8月速報(Markit)
【経済】 17:00 購買担当者総合景況指数 2025年8月速報(Markit)
◆ アメリカ ◆
【経済】 21:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】 21:30 製造業景況指数 2025年8月(フィラデルフィア連銀)
【経済】 23:00 景気先行指数 2025年7月(カンファレンスボード)
【経済】 23:00 中古住宅販売統計 2025年7月(全米不動産協会)
【農産】 21:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
◆ カナダ ◆
【経済】 21:30 鉱工業製品価格指数 2025年7月(カナダ統計局)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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