[本日の見通し]石油=上げ一服、FRB議長の講演に注目を

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年1月限は上げ一服。夜間取引の高値水準で足踏み
している。

 本日はジャクソンホール会議でパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演
する。米雇用統計を手がかりに米雇用環境の悪化懸念が強まっていることから、パウエ
ルFRB議長が利下げを示唆する可能性が高いと見られている。
 ただ、関税が物価を押し上げつつあるなかで、インフレ圧力を軽視して雇用悪化リス
クをより重視するかどうか、パウエルFRB議長の判断は見通せない。米雇用統計にお
ける当てにならない非農業部門雇用者数(NFP)の推移を主な参考にして、金融政策
を決めるのは疑問でしかない。直近の米雇用統計ではNFPの下方修正がかなり話題と
なったが、そもそも下方修正は妥当なのだろうか。混乱に備えておくべきだと思われ
る。
 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.03ドル安の63.49ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは63.42ドルから63.53ドル。
 原油1月限の予想レンジは6万0300円から6万1300円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万0500円から8万1500円。
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