−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,418.5 +36.9 シカゴ大豆 2025/11 1,058.50 +2.50 NY銀 2025/ 9 3,905.4 +97.5 シカゴコーン 2025/12 411.50 -0.25 NYプラ 2025/10 1,363.1 + 4.2 NY原油 2025/10 63.66 +0.14 NYパラ 2025/ 9 1,133.70 +18.00 ドル・円 146.92 -1.44 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は146円台半ばまで急落 パウエルFRB議長がジャクソンホール会議で米利下げを進められる発言をしたこと で、ドル安となり、ドル円は1ドル=146円台半ばまで下落。安値を離れたが、反発 力は弱く、146円台後半でニューヨーク時間の大方の取引を終えた。 ◎NY貴金属=全面高、パウエル発言受けたドル安で地合い引き締める ニューヨーク金は反発、銀は大幅続伸。 金12月限は反発。時間外取引では、ドルが対ユーロでは軟化も全体的にはドル高と なったことから反落。欧州時間に入ると、一時15ドル安まで軟化。下値を切り上げ、 10ドル超の下落で推移。日中取引では、ニューヨーク時間の午前10時にジャクソン ホールでの講演においてパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、軟調 に取引を開始し、わずかに時間外取引の安値を下回る場面があった。その後、パウエル 議長が「政策金利の引き下げ検討を慎重に進められる状況にある」と発言し、米金利引 き下げ観測が再燃し、ドル安となり、急速に地合いを引き締めた。買い一巡後、中盤に 上げ幅を縮小したが、後半から終盤は35ドル超の上げ幅を維持して推移した。 銀9月限は時間外取引では反落し、一時20セント超の下落。日中取引開始後はドル 安、金の反騰から急速に戻し、90セントを超える暴騰となった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが小幅続伸、 プラチナ10月限は小幅続伸。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となり、前 日の上げ幅を大幅に上回る下落となり、欧州時間で27ドルを超える下落で推移。日中 取引では、ドル安、金・銀の上昇に追随し、戻り歩調となった。前半で15ドル超の上 昇となった。買い一巡後は上げ幅を縮小した。米国株が大幅高となったが、再度、2ケ タ高にはならず、小幅高で推移した。 パラジウム9月限は時間外取引では小反発で推移。日中取引ではドル安、貴金属高か ら一段高となった。 ◎LME=全面高、パウエルFRB議長講演を受けた米利下げ観測から アルミ3カ月物は続伸。2593ドルで取引を開始した後はパウエル米連邦準備理事 会(FRB)議長による講演を前にして玉整理基調が強まり、米国の時間帯を迎えるま で始値を上値抵抗線とする安もみとなった。米国の時間帯を迎えると、パウエルFRB 議長が米雇用情勢の軟化リスクに言及し利下げについて慎重に進める、としたことを受 けたドル売りの動きや米株の大幅高、銅の堅調が手掛かりとなって買い優勢で運ばれ、 終盤に2626ドルの高値を付けた後、高値圏を維持したまま引けを迎えた。 銅3カ月物は続伸。9744ドルで堅調で寄り付いた後はパウエル米連邦準備理事会 (FRB)議長によるジャクソンホールでの講演を控えるなか模様眺めの雰囲気が強ま り、アジアの時間帯のほとんどは9725ドルを上値抵抗線とするもちあいとなり、こ の間に安値の9705.50ドルを付けた。欧州の時間帯に9770ドル台まで急伸す る場面も見られたものの一時的な動きにとどまり、その後は再び9710ドル台まで軟 化したが、パウエル議長が基調講演で米雇用情勢軟化のリスクについて指摘したうえ で、利下げを慎重に進める、との見解を示したことやこれ受けたドル売りの動きや米株 高が手掛かりとなって急伸。一時は9813.50ドルの高値を付け、転売があり、高 値を離れたが、70ドル超の上昇幅を維持して終えた。 ◎NY原油=小幅続伸、米利下げ観測再燃にも64ドル超えにならず ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。 時間外取引から、早期のウクライナ停戦期待に不透明感が強まっていることから買い 優勢で推移。ヒーティングオイル、ガソリンとも製品相場が売り優勢となったことが圧 迫要因となり、上げ幅は限定的。 日中取引開始後、ニューヨーク時間の午前10時にジャクソンホール会議でパウエル 米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、上値は重く推移。パウエル議長の講演 で米利下げ観測が再燃し、ドル安、商品安となり、その後、米国株が急騰し、リスクオ ンの環境になったが、64ドル超えにはならず、上値重く推移。今後のウクライナ停戦 に向けての動向を見極めムードが強いなか、小幅高で引けた。 改質ガソリンは期近9月限を除き上昇。ヒーティングオイルは期近から期中が売り優 勢。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は総じて小幅続伸、コーンは小幅まちまち 大豆は総じて小幅続伸。 大幅続伸となった前日の流れを引き継いだうえ、米パウエル米連邦準備理事会(FR B)議長が米雇用情勢軟化リスクに言及したうえで利下げを慎重に進める、としたこと でドル売り傾向が強まったことが買い支援要因になった。 コーンは小幅まちまち。 この日の12月限は409.75〜413.50セントと限られたレンジ内での高下 にとどまった。21日に最終日を終えたクロップツアーの結果報告待ちとなったうえ、 強気な輸出も大豊作観測に相殺されるなど、強弱入り混じる材料に挟まれたことが背 景。この日はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がジャクソンホールでの基調講 演において米雇用情勢の軟化リスクに言及したうえで慎重に利下げを進める、との見解 を示したことを受けてドル売り傾向が強まったが、反応は乏しかった。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。