NY原油市況=小幅続伸、米利下げ観測再燃にも64ドル超えにならず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/10     63.50       63.93       63.31       63.66        + 0.14
  2025/11     63.04       63.45       62.88       63.23        + 0.12
  2025/12     62.76       63.08       62.55       62.90        + 0.12
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              694,194             1,907,247    ( - 1,937)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/09     230.81    - 1.70
                            2025/10     230.40    - 1.57
         改質ガソリン       2025/09     215.85    - 0.12
                            2025/10     199.38    + 0.66
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は0.12〜
0.14ドル高。その他の限月は0.04〜0.12ドル高。
 時間外取引から、早期のウクライナ停戦期待に不透明感が強まっていることから買い
優勢で推移。ヒーティングオイル、ガソリンとも製品相場が売り優勢となったことが圧
迫要因となり、上げ幅は限定的。
 日中取引開始後、ニューヨーク時間の午前10時にジャクソンホール会議でパウエル
米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、上値は重く推移。パウエル議長の講演
で米利下げ観測が再燃し、ドル安、商品安となり、その後、米国株が急騰し、リスクオ
ンの環境になったが、64ドル超えにはならず、上値重く推移。今後のウクライナ停戦
に向けての動向を見極めムードが強いなか、小幅高で引けた。
 改質ガソリンは期近9月限を除き上昇。ヒーティングオイルは期近から期中が売り優
勢。
今日の材料
・ロシアとウクライナを巡る停戦協議の進展待ち。
・22日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は大幅続伸、54.66ポイント高の3825.76ポイント。
・欧州株は軒並み上昇。英FTは小幅高。銀行株が比較的強く、スタンダードチャータ
 ード、バークレイズなどが買われた。ブリティッシュアメリカンタバコなどが軟調。
・ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長の講演は、米労働市場の下振れ警戒など
 を示し、金融政策スタンスの調整が必要となる可能性があると、利下げの可能性を
 示唆。
・ドルは下落。ドル円は1ドル=146円台半ばまで急落。反発力は弱く、146円台後半で
 ニューヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは7月28日以来の高値となる
 1ユーロ=1.1742ドルまで上昇。この日の高値圏で終えた。
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