プラチナ午前=プラチナはまちまち、金堅調も戻りを売られる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。金堅調を受けて買い優勢で始
まった。その後は、押し目を買われる場面も見られたが、円高やドル建て現物相場の上
値の重さを受けて上げ一服となった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが36円安〜6円高、プラチナミニが
6.5円安〜23.0円高、プラチナスポットが43円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが2776枚、プラチナミニが239枚、
プラチナスポットが975枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはドル安再開が下支え】
 プラチナはドル安再開が下支えになった。トランプ米大統領がクック米連邦準備理事
会(FRB)理事を解任すると発表したに対し、同理事は提訴する方針を示した。米F
RBの独立性に対する懸念からドル安に振れた。
 半導体大手エヌビディアが引け後に発表した決算を受けて下落し、時間外取引で米株
価指数先物が軟調となった。株安が続くと、プラチナの上値を抑える要因になりそう
だ。
 欧州の自動車メーカー・自動車部品業界の幹部は、乗用車の二酸化炭素(CO2)排
出を2035年までに100%削減するなど、車両からのCO2排出削減に関する欧州
連合(EU)の目標は、もはや実現可能ではないとの見解を示した。
 プラチナ先限は5932円まで上昇したのち、上げ一服となった。金堅調が支援要因
になった。円相場は1ドル=147円台前半の円高に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の1343.60ドルから、金の上
げ一服に上値を抑えられたが、1341ドル台で押し目を買われた。
 午前11時現在、プラチナは1343.74ドル、パラジウムが1092.86ドル
で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1347.70ドル、パラジウムが
1097.64ドル。
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