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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/10 63.87 64.70 63.35 64.60 + 0.45
2025/11 63.37 64.15 62.87 64.07 + 0.48
2025/12 63.00 63.68 62.48 63.61 + 0.48
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 557,564 1,923,625 ( + 21,728)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/09 230.98 + 1.45
2025/10 231.19 + 1.79
改質ガソリン 2025/09 219.91 + 5.02
2025/10 199.02 + 2.20
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は0.45〜
0.48ドル高。その他の限月は0.38〜0.48ドル高。
メルツ独首相が「プーチン大統領とゼレンスキー大統領の会談はもう実現しないだろ
う」との見通しを示したことが買い手がかり。ロシアとウクライナはドローンやミサイ
ルによる攻撃を強めており、今月の米ロ首脳会談に高まったウクライナ和平期待は消失
した。プーチン・ゼレンスキー会談を実施するような雰囲気ではなくなっている。トラ
ンプ米大統領はウクライナとロシアの交戦に不満で、米ホワイトハウスが現地時間の
28日遅くにに現状についてトランプ米大統領が声明を発表すると明らかにしたことも
相場を上方向に刺激した。
英独仏の三カ国がイランに対する国連制裁の復活に向けたプロセスを立ち上げたこと
は懸念要因。ルビオ米国務長官が発表している。米国はこの3カ国の決定を支持する。
イランに対するスナップバック制裁は、国連安全保障理事会の追加決議を必要とせず、
自動的に過去の国連制裁が復活する。拒否権を持つ常任理事国のロシアや中国がイラン
を守ろうとしても、復活を止められない仕組みとなっている。
国連制裁が復活する場合に30日間の猶予はあるものの、イランの対応は不透明。核
拡散防止条約(NPT)からの脱退や、ペルシャ湾やホルムズ海峡などの地域での安全
保障義務から撤退する可能性が意識されている。イランのアラグチ外相は、欧州三カ国
の違法で正当化できない行動に対応すると発表した。テヘラン・タイムズが伝えてい
る。
時間外取引で10月限は軟調。通常取引開始を控えて下げ幅を縮小すると一時
64.18ドルまで小幅にプラス転換する場面はあったが、通常取引開始後は再び売り
に押された。通常取引前半には63.35ドルまで下落。ただ、その後は買いが強まり
64.70ドルまで上げ、プラス圏を維持して引けた。
改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。
今日の材料
・ドイツ政府は徴兵を可能にする法案を提出へ、ロシアの脅威に対抗
・トランプ大統領、9月23日に国連総会で演説へ=米ホワイトハウス
・露ウスト・ルガ港からの輸出はウクライナのドローン攻撃によるパイプライン損傷
で、輸出能力の約半分である日量35万バレル程度に減少=ロイター
MINKABU PRESS
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