NY原油市況=反落、来月の主要産油国の会合を警戒

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/10     64.26       64.55       63.88       64.01        - 0.59
  2025/11     63.73       64.00       63.34       63.46        - 0.61
  2025/12     63.23       63.53       62.88       62.99        - 0.62
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              534,268             1,936,409    ( + 12,784)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/09     226.67    - 4.31
                            2025/10     226.98    - 4.21
         改質ガソリン       2025/09     218.76    - 1.15
                            2025/10     196.89    - 2.13
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月は0.61〜
0.59ドル安。その他の限月は0.62〜0.52ドル安。
 来月7日に石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国の会合を控えて、自主減
産のさらなる巻き戻しが始まるリスクが意識された。サウジアラビアやロシアを中心と
したOPECプラスの中核国は日量220万バレル規模の自主減産を解消することで合
意し増産を始めているが、残りの日量166万バレル規模の自主減産についても巻き戻
しが始まり、供給量が拡大する可能性が警戒された。
 来月以降の米追加利下げ観測が根強いことは支援要因。コアPCE価格指数の推移か
らするとインフレ圧力は高まりつつあるものの、年内で数回の利下げや高水準の金利負
担の緩和が期待されている。
 ベネズエラと米国の衝突が引き続き警戒されていることは支援要因。米アクシオスに
よると、トランプ米大統領は4500人の人員を乗せた7隻の軍艦をベネズエラ沖の海
域に派遣するよう命じた。この7隻にはミサイル駆逐艦、ミサイル巡洋艦、高速攻撃型
原子力潜水艦、海兵隊を伴う水陸両用即応グループが含まれるという。
 時間外取引で10月限は軟調。通常取引開始後も上値は重く、63.88ドルまで下
げた。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油相場に連動した。
今日の材料
・ドイツ、イランに滞在する自国民に速やかな退避を要請=ロイター
・9月1日(月)のニューヨーク市場はレイバー・デーで休場
・米国、9月の国連総会のためにパレスチナ当局者にビザ発給を拒否=米アクシオス
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