前週の原油相場は、60ドル台中盤で売買が交錯する展開になった。ウクライナ和平 を目指すための取り組みが本格化しているが、先行き不透明感から明確な方向性を打ち 出せていない。ロシア産の供給不安が強まる一方、現実に何らかの供給障害が発生して いる訳ではなく、決定打を欠いた。需給緩和見通しの売りが一服するも、供給不安のみ で買い進むことには慎重ムードも強く、横ばいの展開になった。 今週はウクライナ情勢を見ながらの展開になるが、方向性を打ち出しづらい。ウクラ イナ和平に向けて大きな前進がみられると、売り圧力が強まりやすくなる。特にドライ ブシーズン終了も材料視されると、60〜62ドル水準が打診されよう。一方、ロシア が和平協議に消極姿勢をみせ、トランプ大統領がロシア産石油に対する制裁方針を示す と、60ドル台後半が打診される。今週はある程度の見通しが示される可能性が高く、 ウクライナ情勢次第で上下双方に大きくブレる可能性がある。ただし、需給緩和の基調 は変わらない見通しであり、戻り売り優勢の地合が維持される見通し。 予想レンジは62.00〜64.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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