【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ニューヨーク続伸を受けドル建て 現物相場が一時1410ドル台に上昇が支援材料。1ドル=148円台半ばの円安、金 が大幅続伸も買い材料となり、堅調に推移。7月の高値を上抜いておらず、テクニカル 面から金ほど強気ではないが、戻り売りを吸収して期先は30円超の上げ幅を維持して 推移。 パラウムの商いは成立しなかった。 午前11時23分現在の前営業日比は、プラチナが23〜77円高、プラチナミニが 6.0円安〜36.5円高、プラチナスポットが37円高、パラジウムが出来ず。 午前11時23分現在の出来高は、プラチナが1万0059枚、プラチナミニが 577枚、プラチナスポットが1704枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは金ほど過熱感はなく買い安心感】 プラチナは期先が夜間取引で小安く引けたが、日中取引は先限からプラスサイドに浮 上。他限月も地合いを引き締めた。金・銀の上値追いに対して出遅れ感が強く、金ほど 高値警戒感、過熱感はなく、買い安心感はある。14日間の相対力指数(RSI)は 64台で推移。ただ25日移動平均線(5920円)からの乖離率は5%超えとなり、 短期的な買い過剰感が台頭しつつある。 プラチナ先限は7月24日以来の高値6269円を付けた。1日の安値5874円か ら400円近い急騰。発会して日が浅いが、26年8月限として一代高値を更新し、買 い方に有利な展開。売り方は損切りとなる買い戻しを先行。売り向かう動きもあるとみ られるが、まだ天井が確認できておらず、リスク大。当面は7月24日の高値6293 円超えが出来るかに注目。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の1409ドルから、金堅調につれ 高となり、1416ドル台まで上昇。11時前から反落となり、1406ドル台まで押 し目形成。 午前11時20分現在、プラチナは1408.50ドル、パラジウムが1139.5 0ドルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1407.00ドル、パラジウムが 1126.50ドル。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。