ゴム午前=軟調、上海安を映し下げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は軟調。寄り付きでは、上海夜間で中心限月の1月限が小幅安となっ
たことを受けて、地合いを緩める限月が目立った。中盤に入ると、日中取引の上海ゴム
が軟化したことを受けて、下げ幅を拡大している。TSR20は出来ず。
 午前11時37分現在のRSS3号は前営業日比4.2〜0.1円安。活発限月の2
月限は同3.2円安の321.1円、期先26年8月限は出来ず、推定出来高は221
枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は185〜75ポイント安、推定出来高は
23枚。

【タイオファーは69バーツ割れ目前】
 産地価格がジリジリと水準を引き下げている。9月8日のタイ南部の天然ゴム主要積
み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営業日比0.19バーツ安の69.09
バーツが提示され、69バーツ割れが目前に迫っている。
 タイオファーは、6月6日以降、72〜73バーツ台を中心として値動きが続いてい
たが、8月1日に71バーツ台に下落すると、8月中は70〜71バーツ台での取引と
なった。だが、9月1日に69.54バーツが提示され、8月のレンジから下放れた。
タイオファーが69バーツも割り込むようだと、増産期を控えて先物価格も産地価格主
導の下落場面となりそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は売りが先行し、2.5
〜2.1セント安で推移している。
 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2026年1月限は、前営業日
比80元安の1万6165元で推移している。

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