【場況】 金が反落。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、押し目を買わ れ、プラスサイドに転じたが、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀は まちまちの値動きとなった。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が27円安〜変わらず、金ミニが 24.0円安〜29.0円高、ゴールドスポットが279円高、銀が0.5円安〜 0.1円高。 午前11時2分現在の出来高は、金が1万8266枚、金ミニが6391枚、ゴール ドスポットが474枚、銀が2枚。 【NY金は米PPIの伸び鈍化も利食い売りが圧迫】 金は米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化が支援要因になったが、利食い売りが出 て上げ一服となった。8月の米PPIは前月比0.1%下落し、予想外のマイナスとな った。前年比では2.6%上昇と伸びは前月の3.1%から鈍化し、市場予想の3.3 %上昇を下回った。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が強いが、17日の米連 邦公開市場委員会(FOMC)での25ベーシスポイント(bp)利下げの見方に変わ りはなかった。 トランプ米大統領はイスラエルのネタニヤフ首相に対し、カタール国内でイスラム組 織ハマスを攻撃するという決定は賢明ではなかったと伝えた。一方、北大西洋条約機構 (NATO)加盟国のポーランドが、自国の領空内でロシアのものとみられるドローン (無人機)を撃墜したことを受け、英仏独やカナダなどのNATO加盟国から非難の声 が相次いだ。ロシアはこの件への関与を否定した。 金先限は日中取引で1万7457円で戻りを売られた。ドル建て現物相場の上げ一服 に上値を抑えられた。円相場は1ドル=147円台前半で推移した。銀先限は 192.0円に下落した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、上げ一服。きのうの海外市場では、米生産者物価指数(P PI)の伸び鈍化が支援要因になったが、利食い売りが出て上げ一服となった。アジア 市場では、朝方の3641.92ドルから、押し目を買われたが、3648ドル台で上 げ一服となった。 午前11時現在、3640.67ドルで推移、銀は4119セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が3646.55ドル、銀が4113セント。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。