大阪9月限 日経225先物 44440 +570 (+1.29%) TOPIX先物 3151.0 +5.0 (+0.15%) 大阪12月限 日経225先物 44170 +530 (+1.21%) TOPIX先物 3127.0 +5.5 (+0.17%) 日経225先物(9月限)は前日比570円高の4万4440円で取引を終了。寄り付きは4万4000円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万3900円)を上回る形から、買いが先行した。4万4000円を回復して始まったこともあり、買い一巡後は利益確定に伴うロングの解消により、現物の寄り付き直後には4万3860円と下落に転じる場面もみられた。 ただ、4万4000円回復でヘッジ対応のロングが入りやすい需給状況のなか、前場終盤にかけて4万4290円まで上げ幅を広げた。ランチタイムで4万4300円台に乗せたが、後場中盤には4万4010円まで利食いに押される場面もあった。ただし、終盤にかけてヘッジ対応の買いが強まり、終了間際には4万4460円まで上げ幅を広げた。 日経225先物は12月限に移行し4万4170円が基準値となる。9月の配当落ち分が考慮されることで、スプレッドは-270円となる。12月限の終値でも4万4000円を突破したほか、ボリンジャーバンドの+2σ(4万4060円)を上回って終えたことで、同バンドが支持線として意識されそうだ。+3σ(4万4770円)とのレンジが意識されてくることで、9月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を波乱なく通過するようだと、改めてロングの動きが強まろう。 また、本日はソフトバンクグループ<9984>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]の強い値動きが目立った。10日の米国市場では四半期決算で受注残が急増したオラクルが35%を超える大幅高を演じ、半導体などAI関連株に買いが波及し、エヌビディア やブロードコム などの上昇が目立った。東京市場も同様にAI関連株に資金が集中しており、結果、日経平均型優位の展開だった。 SQを控え限月交代に伴うロールオーバーが中心の需給状況で、AI関連株物色が強まり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価を牽引したことで、レンジの切り上がりとともに、先物市場でもヘッジ対応の動きが強まったようである。 いったんは+2σ水準での攻防が見込まれ、同バンドに上値を抑えられる局面では短期的なショートを誘うことになりそうだ。ただし、バンドは上向きで推移しており、これに沿った形で底堅さがみられるようだと、早い段階でショートカバーに向かわせよう。そのため、短期的なショートを意識したとしても、ショートに傾けるポジションの組成は避けたいところだ。 NT倍率は先物中心限月で14.10倍に上昇した。13.99倍と200日移動平均線(13.93倍)を明確に上放れる形で始まり、8月14日につけた直近高値の14.05倍を上回ってきた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向次第の面はあるが、トレンドとしては6月30日につけた14.24倍が射程に入ってきている。 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が8735枚、ソシエテジェネラル証券が6361枚、JPモルガン証券が4320枚、野村証券が4200枚、BNPパリバ証券が3976枚、バークレイズ証券が2174枚、モルガンMUFG証券が1951枚、SBI証券が1864枚、UBS証券が1751枚、みずほ証券が1748枚だった。 TOPIX先物はJPモルガン証券が5608枚、ソシエテジェネラル証券が4326枚、ABNクリアリン証券が4090枚、ゴールドマン証券が3542枚、野村証券が3182枚、みずほ証券が2452枚、ビーオブエー証券が1807枚、BNPパリバ証券が1629枚、モルガンMUFG証券が1467枚、UBS証券が1220枚だった。 株探ニュース
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