12日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に3日続伸し連日の最高値更新。米株式市場の上昇が追い風となり、半導体関連などハイテク株を中心に買いが流入した。 大引けの日経平均株価は前日比395円62銭高の4万4768円12銭。プライム市場の売買高概算は21億4014万株。売買代金概算は5兆5433億円となった。値上がり銘柄数は778と全体の約48%、値下がり銘柄数は753、変わらずは88銘柄だった。 前日の米株式市場は、NYダウが617ドル高と大幅反発し最高値を更新した。米8月消費者物価指数(CPI)の上昇率は市場予想と一致し米利下げに対する期待が強まった。ナスダック指数も最高値を更新した。これを受けた東京市場で、日経平均株価は買い先行でスタート。AI関連株物色の流れに乗り半導体株などが買われ、一時上昇幅は500円を超えた。ただ、高値警戒感も強まるなか、午前10時頃には上昇幅は170円台に縮むなど、買い一巡後に伸び悩む場面があった。しかし、後場に入り再び値を上げた。明日からの3連休を控えやや様子見姿勢も強まったが、結局3日連続で最高値を更新し取引を終えた。TOPIXも最高値となった。なお、株価指数オプション9月物の特別清算指数(SQ)値は4万5016円28銭だったとみられている。 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やアドバンテスト<6857>が連日人気で最高値に買われたほか、東京エレクトロン<8035>やキオクシアホールディングス<285A.T>、レーザーテック<6920>が上昇。フジクラ<5803>やJX金属<5016>が高く、三菱重工業<7011>や任天堂<7974>がしっかり。ANYCOLOR<5032>が急伸し、楽天グループ<4755>も値を上げた。 半面、ディスコ<6146>が安く、古河電気工業<5801>やダイキン工業<6367>、イビデン<4062>が軟調。東京海上ホールディングス<8766>や日本郵船<9101>、三井金属<5706>が値を下げた。コナミグループ<9766>やアサヒグループホールディングス<2502>も下落した。 出所:MINKABU PRESS
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