ゴム午前=総じて続落、上海安を受けて2月限は310円割れ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は総じて続落。寄り付きでは、上海夜間の大幅安を嫌気して、売りが
先行した。中場に入ると、日中取引の上海ゴムが一段安となったことから、下げ幅を拡
大する限月が目立っており、活発限月の2月限は、一時308.6円まで下落した。T
SR20は出来ず。
 午前11時33分現在のRSS3号は前営業日比6.4円安〜2.0円高。活発限月
の2月限は同5.2円安の310.3円、期先26年8月限は出来ず、推定出来高は
418枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、1月限のみ約定し、150ポイント
安、推定出来高(夜間取引を含む)は8枚。

【2月限はレンジから下放れる】
 今日午前のJPXゴムRSS3は、上海ゴムの大幅安を受けて、売りが先行してい
る。活発限月の2月限は一時308.6円まで下落し、7月末から続いた315〜32
5円前後のレンジから下放れただけでなく、節目の310円も割り込んだ。その後の戻
りも310円前後となっており、目先、節目の305円を視野に入れた展開になりそう
だ。
 2月限の310円以下の水準は、取組高が少ない価格帯であり、まとまった玉が持ち
込まれると、走る可能性がある。上海ゴムの中心限月1月限は、節目の1万5500元
の攻防となっており、同水準を割り込むと、8月7日の安値1万5305元を目指した
下げになりそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は大幅安となり、3.9
〜3.4セント安で推移している。
 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2026年1月限は、前営業日
比320元安の1万5580元で推移している。

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