[今夜の視点]シカゴ大豆=失望された米中電話首脳会談の余波が続くか否か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引は軟調。11月限は1020セント台前半で上値の重い展開。
19日の米中電話首脳会談で中国との貿易問題の解決に進展が見られなかったことで、
10月以降の新穀の出回りに向けて、米国産大豆の最大の顧客である中国向けの輸出急
減が懸念されている状況。その余波が今夜も続くのか否かに注目したい。また引け後の
生育進度や作柄報告に向けて、収穫期の売り圧力が強まるか否かにも注目したい。

 シカゴは続落。期待された米中電話首脳会談で、米国産大豆の最大の顧客である中国
との貿易問題解決へ進展が見られなかったことが失望視されて売り圧力が強まった。ブ
ラジル産大豆の新穀の作付面積拡大が予想されているなか、今後の中国の大豆輸入のブ
ラジル産へのシフトが懸念されている。

 11月限は1024.00セントまで崩れた後、引けも1025.50セントとあま
り戻さず、1030セント台を割り込んだままだった。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【農産】 9/23 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
【農産】 9/23 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA)
【納会】 WTI原油 2025年10月限(NYMEX)
◆ カナダ ◆
【経済】 21:30 鉱工業製品価格指数 2025年8月(カナダ統計局)

MINKABU PRESS

*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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