時間外取引でニューヨーク原油11月限は前日比0.22ドル高の63.63ドルで 推移。本日これまでのレンジは63.44〜63.84ドル。 今晩の海外原油は続伸か。ロシアと北大西洋条約機構(NATO)加盟国の衝突拡大 について、市場参加者がどこまで危惧しているのか不透明だが、世界最大級の産油国で あるロシアがNATOとの総力戦に向かっていくなら供給下振れ懸念が意識されそう だ。ポーランドへのロシア製ドローンの侵入や、ロシア戦闘機のエストニア領空侵犯な ど、ロシアが煽っているのか、NATOが煽っているのか不明だが、先月の米ロ首脳会 談で成果がなかった以上、対立は激化していくのではないか。 イランと西側の対立も激化していく見通しである。イランにウラン濃縮停止や濃縮ウ ランの引き渡しを要求する欧米各国に対して、イラン最高指導者のハメネイ氏は核開発 協議の停止を宣言した。イランに対する国連制裁はまもなく復活する公算で、イランと 西側の溝はまた深まっていくだろう。国連制裁がイランの供給量を落ち込ませる可能性 があるほか、イランが核拡散防止条約(NPT)からの脱退で対抗する余地もあり、中 東はまた緊迫化していくだろう。 <今夜の予定> ◆ トルコ ◆ 【経済】16:00 設備稼働率 2025年9月(トルコ中央銀行) ◆ ドイツ ◆ 【経済】17:00 景況感指数 2025年9月(ifo) ◆ イギリス ◆ 【納会】--:-- ロブスタコーヒー 2025年9月限(ICE EUROPE) ◆ 南アフリカ ◆ 【休日】--:-- 文化遺産記念日 ◆ アメリカ ◆ 【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】23:00 新築住宅販売 2025年8月(商務省) 【工業】23:30 週間石油統計(EIA) MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。