日経平均株価 始値 45484.41 高値 45693.28 安値 45205.47 大引け 45630.31(前日比 +136.65 、 +0.30% ) 売買高 19億2095万株 (東証プライム概算) 売買代金 6兆51億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は続伸、朝方軟調な値動きも後場に切り返す 2.前日の米株市場が軟調、東京市場も利食い圧力を誘発 3.ハイテク値がさ株が買われ、指数に浮揚効果もたらす 4.午後は自民党総裁選候補者による討論会が刺激材料に 5.値上がり数が値下がり下回るも売買代金は6兆円乗せ ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前日比88ドル安と5日ぶりに反落した。パウエルFRB議長が追加利下げに慎重な姿勢を示したとの見方からハイテク株を中心に利益確定売りが優勢となった。 東京市場では、朝方はリスク回避ムードだったが、売り一巡後に日経平均株価は下げ渋り、後場は一転して買い優勢となり最高値を更新した。 24日の東京市場は、寄り付きは売り買いが交錯し日経平均は前営業日の終値近辺でスタートしたが、その後は下げ幅を広げる展開に。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇一服となったことなどを受け利食いが先行した。しかし、後場に入ると買いが厚くなりプラス圏に切り返した。午後に自民党総裁選の候補者の公開討論会が行われたが、これが財政出動を伴う経済対策への期待につながり、全体相場に浮揚効果をもたらしたとの見方も。日経平均寄与度の高いハイテク系値がさ株に買いが集まったことも追い風となった。なお、全体売買代金は盛り上がりをみせ6兆円台に乗せている。ただ中身をみると、プライム市場の値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を下回るなど、指数とは裏腹に個別株には利益確定売りの動きも反映された。 個別では、断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が堅調だったほか、ソフトバンクグループ<9984>も後場に入り買いの勢いが強まった。ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>が上昇したほか、IHI<7013>に物色人気が集中、三菱重工業<7011>なども活況高となった。フジクラ<5803>、任天堂<7974>が上値を追い、JX金属<5016>も高い。アステリア<3853>が値上がり率トップとなり、テスホールディングス<5074>も値を飛ばした。アイ・ピー・エス<4390>、メック<4971>も大幅高。 半面、アドバンテスト<6857>が利益確定売りを浴びて小幅ながら軟調な値動きとなり、ソニーグループ<6758>も冴えない。ファーストリテイリング<9983>が下落した。リクルートホールディングス<6098>も安い。ミガロホールディングス<5535>が急落、神戸物産<3038>、Appier Group<4180>も大きく水準を切り下げた。さくらインターネット<3778>が大幅安、月島ホールディングス<6332>、ネクステージ<3186>などの下げも目立つ。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、東エレク <8035>、任天堂 <7974>、フジクラ <5803>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約317円。うち217円はSBG1銘柄によるもの。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、アドテスト <6857>、TDK <6762>、リクルート <6098>、日東電 <6988>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約160円。 東証33業種のうち上昇は18業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)その他製品、(3)機械、(4)非鉄金属、(5)情報・通信業。一方、下落率の上位5業種は(1)ガラス・土石、(2)サービス業、(3)ゴム製品、(4)卸売業、(5)保険業。 ■個別材料株 △DMP <3652> [東証G] 独自開発のSoC搭載した開発キットの受注開始。 △アイピーエス <4390> [東証P] 国際海底ケーブル共同建設に米メタ [東証P] AIサーバー向け金属表面処理剤にスポットライト。 △キャリアL <6070> [東証P] 9月中間期業績予想を上方修正。 △IHI <7013> [東証P] 防衛関連の切り口に加え米ボーイング大型受注に絡む思惑。 △アディッシュ <7093> [東証G] 自民総裁選で小泉氏有力との観測からライドシェア全面解禁に期待。 △岡本硝子 <7746> [東証S] AI半導体実装向け新型露光装置にフライアイレンズが採用。 △イー・ギャラ <8771> [東証P] 「ありあけキャピタルが株式取得」との報道。 △栗林船 <9171> [東証S] 今期業績予想引き上げに続き立会外での自社株買いを実施。 △SBG <9984> [東証P] 米ハイテク株上昇一服ながら信用倍率0.78倍で取組妙味。 ▼神戸物産 <3038> [東証P] 8月度売上高3.8%増で増収率鈍化を嫌気。 ▼豊和工 <6203> [東証S] fundnoteの全株売却が判明。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)アステリア <3853>、(2)テスHD <5074>、(3)IHI <7013>、(4)キャリアL <6070>、(5)古野電 <6814>、(6)イー・ギャラ <8771>、(7)アイピーエス <4390>、(8)芝浦 <6590>、(9)NSD <9759>、(10)メック <4971>。 値下がり率上位10傑は(1)ミガロHD <5535>、(2)神戸物産 <3038>、(3)Appier <4180>、(4)さくらネット <3778>、(5)月島HD <6332>、(6)ネクステージ <3186>、(7)エスエムエス <2175>、(8)WSCOPE <6619>、(9)レオパレス <8848>、(10)日本酸素HD <4091>。 【大引け】 日経平均は前日比136.65円(0.30%)高の4万5630.31円。TOPIXは前日比7.28(0.23%)高の3170.45。出来高は概算で19億2095万株。東証プライムの値上がり銘柄数は734、値下がり銘柄数は820となった。東証グロース250指数は766.78ポイント(8.20ポイント安)。 [2025年9月24日] 株探ニュース
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