日経平均株価 始値 45634.20 高値 45766.77 安値 45354.99 大引け 45354.99(前日比 -399.94 、 -0.87% ) 売買高 22億181万株 (東証プライム概算) 売買代金 6兆2067億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は399円安と4日ぶり反落、TOPIXは最高値更新 2.堅調な米経済指標の発表を受け、米利下げに対する期待感が後退 3.半導体関連株など中心に売りが膨らむが銀行株などは底堅い 4.レーザーテクやディスコ、東エレク、SBGは売りに押される 5.三菱UFJや東京海上、リクルート、ファストリが値を上げる ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前日比173ドル安と3日続落した。堅調な経済指標を受け追加利下げ観測がやや後退し売りが優勢となった。 東京市場では日経平均株価は4日ぶりに反落。前日の米株安を受けて相場をけん引してきた半導体関連株などに利益確定売りが優勢となった。ただ、内需系のバリュー株は堅調でTOPIXは小幅に上昇し最高値を更新した。 前日の米株式市場ではNYダウが3日続落し、ナスダック指数も下落した。米経済指標が堅調な内容で、米利下げに対する期待感が後退した。米株安を受け、東京株式市場も軟調にスタート。半導体関連株などに売りが先行する展開となった。ただ、為替は1ドル=149円台後半へ急激な円安が進行したほか、本日は3月決算企業の中間配当の権利付き最終売買日で、配当権利取りの動きも流入し、前場には一時日経平均はプラス圏に浮上する場面があった。しかし、後場に入ると再び売りの勢いが強まり、日経平均株価は400円近く下落して取引を終えた。今晩は8月米個人消費支出(PCE)物価指数の発表が予定されており、様子見姿勢も強まった。もっとも、東証プライム市場に上場する7割強の銘柄は上昇。銀行や不動産、食品、建設といった内需系のバリュー株は堅調でTOPIXは小幅に4日続伸し最高値を更新した。 個別銘柄では、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>が安く、ソフトバンクグループ<9984>が下落した。フジクラ<5803>や古河電気工業<5801>が軟調でサンリオ<8136>やJX金属<5016>、日立製作所<6501>が値を下げた。中外製薬<4519>や第一三共<4568>も売られた。 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が高く、トヨタ自動車<7203>や三菱重工業<7011>が値を上げた。東京海上ホールディングス<8766>やファーストリテイリング<9983>、リクルートホールディングス<6098>、富士フイルムホールディングス<4901>、キーエンス<6861>が買われた。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>、ファストリ <9983>、富士フイルム <4901>、テルモ <4543>、日東電 <6988>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約74円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、SBG <9984>、東エレク <8035>、中外薬 <4519>、レーザーテク <6920>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約475円。 東証33業種のうち上昇は24業種。上昇率の上位5業種は(1)不動産業、(2)食料品、(3)建設業、(4)保険業、(5)その他製品。一方、下落率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)電気機器、(3)医薬品、(4)情報・通信業、(5)金属製品。 ■個別材料株 △ビーマップ <4316> [東証G] CNMI政府と「宇宙防衛通信研究所」に関して書簡交換。 △リンクユーG <4446> [東証P] 米クランチロール社と提携し「クランチロール・マンガ」開始へ。 △旭コン <5268> [東証S] 下水道インフラや無電柱化で活躍期待。 △リクルート <6098> [東証P] 今朝のToSTNeT-3で最大1500万株の自社株を取得へ。 △ピアズ <7066> [東証G] NTTドコモから金融領域向けAIシステムの開発業務を受託。 △FフォースG <7068> [東証G] 6~8月期好決算を評価。 △粧美堂 <7819> [東証S] 25年9月期営業益予想と期末配当計画を上方修正。 △群馬銀 <8334> [東証P] 今期業績・配当予想を引き上げ。 △千葉興 <8337> [東証P] 「千葉銀と経営統合で持ち株会社設立」と報じられコメントを開示。 △NCS&A <9709> [東証S] 26年3月期業績予想及び配当予想を上方修正。 ▼ソフト99 <4464> [東証S] エフィッシモによるTOBに反対を表明。 ▼日本オラクル <4716> [東証S] 6~8月期増収減益。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)リンクユーG <4446>、(2)パラベッド <7817>、(3)千葉興 <8337>、(4)群馬銀 <8334>、(5)KLab <3656>、(6)Aクリエイト <8798>、(7)スターマイカ <2975>、(8)ステップ <9795>、(9)ADWG <2982>、(10)北国FHD <7381>。 値下がり率上位10傑は(1)オリオン <409A>、(2)TOWA <6315>、(3)キオクシア <285A>、(4)レーザーテク <6920>、(5)SUMCO <3436>、(6)ディスコ <6146>、(7)サンケン <6707>、(8)エムスリー <2413>、(9)ローツェ <6323>、(10)東京精 <7729>。 【大引け】 日経平均は前日比399.94円(0.87%)安の4万5354.99円。TOPIXは前日比1.67(0.05%)高の3187.02。出来高は概算で22億181万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1197、値下がり銘柄数は376となった。東証グロース250指数は763.29ポイント(1.52ポイント高)。 [2025年9月26日] 株探ニュース
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