ドル円、今週はボラティリティが高まる可能性も=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ドル円はその後、下げが一服しているものの148.60円付近と本日安値圏での推移が続いている。米政府機関の閉鎖が警戒される中、本日の為替市場はドル安が強まり、ドル円も148円台に下落。市場がFRBの利下げ期待を後退させる中、先週のドル円は150円に迫ったが、達成できずに一旦戻している状況。

 今週は期末を迎える中で重要イベントが目白押しとなっており、ドル円のボラティリティが高まる可能性が指摘されている。米国側では金曜日の米雇用統計を始め、雇用関連指標が相次いで発表になる。ただ、金曜日の米雇用統計については、米政府機関の閉鎖がなければという前提条件になる。

 一方、日本の方は水曜日に日銀短観が発表。大企業製造業の業況感は小幅改善が見込まれており、数字次第ではここにて高まっている日銀の利上げ期待を後押しする可能性もありそうだ。植田総裁の発言も注目され、景気・物価評価に変化が見られるか注目される。自民党の総裁選もラストスパートに入る中、いつになく日本の動向も注目となりそうだ。

USD/JPY 148.62 EUR/JPY 174.29
GBP/JPY 199.46 AUD/JPY 97.73

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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