レバレッジ・ファンドはユーロショート=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 レバレッジ・ファンドはユーロ圏のインフレが5カ月ぶりの高水準に上昇する見通しの中でも、ユーロをショートしており、これはむしろ将来的に巻き戻しによってユーロを支える要因になるとの指摘が出ている。

 これらの動きは金利見通しにも反映されている。ECBは今後1年間は政策を据え置くとの見方を市場が織り込む一方、FRBについては計約1.00%ポイントの利下げを見込んでいる。この乖離はまだユーロドルに十分反映されていないという。

 同時に、オプション市場ではボラティリティが年初来の最低水準に接近しているが、逆にエクスポージャーを拡大する余地が大きいことも示唆しているという。

 ユーロドルが1.18ドルを上抜ければ上昇モメンタムが強まり、先週の米国債利回り上昇を受けて反射的に仕掛けられたショートが巻き戻される展開が予想される。

EUR/USD 1.1730 EUR/JPY 174.30 EUR/GBP 0.8732

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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