NY金・銀市況=金が続伸、米消費者信頼感指数の低下などで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/10)  3827.5     3865.5      3793.4      3840.8     + 19.9
          (25/12)  3863.1     3899.2      3820.6      3873.2     + 18.0
   銀     (25/12)  4713.5     4739.0      4596.0      4664.0     - 37.6
         (26/ 3)  4756.0     4792.0      4656.0      4720.0     - 37.7
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           315,433       272,946       517,465        (+  4,108)
  銀          105,109       119,205       166,174        (-  3,469)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          46,397.89  +  81.82
     前日  148.60/62   1.1726/28   ・ナスダック         22,660.01  +  68.85
     本日  147.94/96   1.1733/35   ・10年米国債利回り      4.14  +   0.00
・NY原油  (25/11)   62.37 - 1.08  ・SPDR保有金残高  1,011.73  +   6.01
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は続伸、銀は反落。前日比は金が17.3〜19.9ドル高、中心限
月の12月限が18.0ドル高、銀が39.9〜35.9セント安、中心限月の12月
限は37.6セント安。
 金12月限は続伸。時間外取引では、米政府機関閉鎖の可能性を受けて買い優勢とな
り、一代高値を更新した。欧州時間に入ると、利食い売りなどが出て軟調となった。日
中取引では、米消費者信頼感指数の低下などを受けて押し目を買われた。
 銀12月限は欧州時間からの利食い売りを受けて売り優勢となった。
 ニューヨーク金12月限は続伸。時間外取引では3820.6〜3899.2ドルの
レンジで推移、前日比12.6ドル安の3842.6ドルとなった。12月限は高寄り
したのち、米政府機関閉鎖の可能性を受けて買い優勢となり、一代高値を更新した。欧
州時間に入ると、利食い売りなどが出て軟調となった。
 日中取引では、米消費者信頼感指数の低下などを受けて押し目を買われた。買い一巡
後は上げ一服となったが、押し目を買われ、3883.1ドルまで上昇した。
 9月の米消費者信頼感指数は3.6ポイント低下し、94.2となった。雇用機会を
巡る懸念の高まりを背景に、市場予想の96.0を下回った。一方、8月の米雇用動態
調査(JOLTS)によると、求人件数は722万7000件と前月から1万9000
件増加した。市場予想の718万5000件を上回った。トランプ米大統領は、ホワイ
トハウスで記者団に対し、「おそらく政府閉鎖になるだろう」と述べた。政府閉鎖を巡
る交渉では、民主党がリスクを負っているとした。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で4596.0〜4739.0セントのレン
ジで推移し、前日比62.6セント安の4639.0セントとなった。12月限は高寄
りしたのち、米政府機関閉鎖の可能性や金堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に
入ると、利食い売りが出て急落した。
 日中取引では、米消費者信頼感指数の低下や金堅調を受けて押し目を買われ、
4695.5セントまで上昇した。買い一巡後は利食い売りが出たが、4638.0セ
ントで押し目を買われた。
 9月29日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比9万8275オンス増の
4004万4676オンス、銀は128万4389オンス減の5億3020万0006
オンス。

今日の材料
・9月の独消費者物価指数(CPI)速報値は、欧州連合(EU)基準(HICP)で
前年比2.4%上昇し、前月の2.1%上昇から加速した。市場予想は2.2%上昇だ
った。
・8月の独小売売上高指数は前月比0.2%低下し、市場予想の0.6%上昇に反して
マイナスとなった。7月改定値は0.5%低下だった。
・米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は、来年中に物価上昇圧力が軟化し始めるとの見
通しを背景に、追加利下げに前向きな姿勢を示した。
・9月の米消費者信頼感指数は3.6ポイント低下し、94.2となった。雇用機会を
巡る懸念の高まりを背景に、市場予想の96.0を下回った。
・欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は日、ユーロ圏経済は米関税措置の影響をう
まく乗り越えており「インフレに対するリスクはいずれの方向でもかなり抑制されてい
るとみられる」との楽観的な見方を示した。
・8月の米雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は722万7000件と前
月から1万9000件増加した。市場予想の718万5000件を上回った。
・トランプ米大統領は、ホワイトハウスで記者団に対し、「おそらく政府閉鎖になるだ
ろう」と述べた。政府閉鎖を巡る交渉では、民主党がリスクを負っているとした。
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