大阪12月限 日経225先物 45940 +870 (+1.93%) TOPIX先物 3137.5 +43.0 (+1.38%) 日経225先物(12月限)は前日比870円高の4万5940円で取引を終了。寄り付きは4万5030円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万5095円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。寄り付きを安値に上へのバイアスが強まり、現物の寄り付き時にはボリンジャーバンドの+1σ(4万5290円)を明確に上抜け、前場中盤にかけて4万5810円まで上げ幅を広げた。買い一巡後はやや上げ幅を縮めたが、その後は4万5600円~4万5770円辺りでの保ち合いを継続。後場終盤にかけてレンジを突破し、4万5940円とこの日の高値で終えた。 2日の米国市場ではエヌビディアなど半導体関連や人工知能(AI)関連株を中心とした上昇が続き、東京市場でもアドバンテスト<6857>[東証P]やソフトバンクグループ<9984>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]などが買われ、日経平均株価を牽引。日本銀行の植田和男総裁のハト派的な発言が伝わり、10月の利上げ確率がやや低下するなかでドル円相場が円安に振れたことも材料視された。 日経225先物は+1σを明確に上抜く形となったが、同バンドはナイトセッションで4万5440円まで上昇し、+2σ(4万6700円)とのレンジが意識される。週足では上向きで推移する+1σと+2σによるレンジを継続しており、来週は+1σが4万5040円、+2σは4万6990円に切り上がる。そのため、方向性としてはオプション権利行使価格の4万6000円を中心とした上下の権利行使価格である、4万5000円から4万7000円のレンジに入りそうだ。 米連邦政府の一部閉鎖について、現在のところは大きな混乱はみられないが、長期化する可能性があるなかで不安要因になるだろう。一方、国内では4日に自民党総裁選の結果が判明し、ひとまず週明けは今後の財政政策への期待からロングが先行する可能性はあろう。ナイトセッションではやや先回り的な動きで4万6000円台に乗せてきており、押し目待ち狙いのロングにおいてもエントリーポイントを引き上げてくる可能性を意識しておきたい。 NT倍率は先物中心限月で14.64倍に上昇した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株に資金が集中し、相対的に日経平均型優位の展開になっている。昨年10月半ば以来の水準に上昇し、昨年3月高値の14.84倍が射程に入ってきた。週末の米国市場でエヌビディアなど半導体株の物色が継続するようだと、NTロングでのスプレッド狙いの動きが一段と強まりそうだ。 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万4110枚、ソシエテジェネラル証券が1万7250枚、SBI証券が4007枚、JPモルガン証券が3597枚、バークレイズ証券が2638枚、モルガンMUFG証券が1836枚、野村証券が1803枚、日産証券が1720枚、ゴールドマン証券が1533枚、松井証券が1182枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万4919枚、ソシエテジェネラル証券が2万3013枚、JPモルガン証券が7385枚、バークレイズ証券が6795枚、モルガンMUFG証券が5576枚、ゴールドマン証券が3154枚、シティグループ証券が1774枚、ビーオブエー証券が1371枚、SBI証券が1208枚、みずほ証券が811枚だった。 株探ニュース
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