[本日の見通し]石油=期中3月限は5万9700円近くまで戻り余地

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年3月限は下値を切り上げ。5万9560円まで戻
している。13日の夜間取引でつけた戻り高値5万9530円が抵抗線になっていた
が、5万9530円超えで小口の買い戻しが優勢もよう。
 ニューヨーク原油時間取引の小幅続伸に加え、円相場が1ドル=152.50円台に
小幅安となっていることが下値切り上げ要因。日経平均株価が大幅続落ながら、3ケタ
安にとどまっており、売りの勢いが原油市場に波及している感じはない。
 この後、期中3月限は13日の夜間取引の戻り高値5万9530円超えとなったこと
で、5万9700円近くまで戻り余地がある。
 今夜、国際エネルギー機関(IEA)が月報を公表する。IEAは需要見通しを悲観
的に出す傾向にあり、売り材料視される不安がある。弱気相場なだけに弱材料されやす
く注意が必要だ。
 時間外取引でニューヨーク原油11月限は前日比0.24ドル高の59.73ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは59.54ドルから59.73ドル。
 原油3月限の予想レンジは5万9400円から5万9700円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万4500円から8万5500円。
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