[今日の視点]石油=続落予想、場中に円高進行なら下げ幅を拡大シナリオ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は続落へ。2026年3月限で800〜600円安程度を想定する。14日
の海外原油が軟調に推移し、ニューヨーク原油期近11月限が一時57ドル台まで下落
となり、下値模索を継続から、売り優勢で推移予想。円相場は1ドル=151.70円
台で推移し、買い戻し材料不足。
 期中3月限は夜間取引の前半に5万7690円まで下げ幅を拡大し、今月3日の安値
5万7660円に接近する下落となった。中盤から下値を切り上げ、5万8000円台
を回復した。ただし夜間取引の引け時点で日足は3日連続の陰線状態。
 日中取引は再度、5万8000円割れが有り得ると予想。場中、円相場が1ドル=
151円台前半に上昇となれば、5万7700円台まで下げ幅を拡大シナリオが描け
る。
 15日のニューヨーク原油時間外取引は小反発で推移も買い戻し材料としてはインパ
クトが弱い。前日は日中取引の序盤で下値を切り上げたが、午後に下げ幅を拡大。日経
平均株価の一段安と歩調を合わせた。今日も円相場に加え、日経平均株価の動向に注意
したい。
 通常、毎週、火曜日のニューヨーク原油の引け後に米石油協会(API)から発表さ
れる週間原油在庫は13日がコロンブスデーの祝日だった関係で1日遅れの15日に発
表となる。
 時間外取引でニューヨーク原油11月限は前日比0.05ドル高の58.75ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは58.57〜58.79ドル。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】08:30 景気先行指数 2025年9月(WESTPAC)
◆ 日本 ◆
【経済】13:30 鉱工業生産指数 2025年8月確報(経済産業省)
【経済】13:30 小売業販売額 2025年8月確報(経済産業省)
◆ 中国 ◆
【経済】10:30 消費者物価指数 2025年9月(国家統計局)
【経済】10:30 生産者物価指数 2025年9月(国家統計局)
【納会】--:-- 上海ゴム 2025年10月限(上海期貨交易所)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 鉱工業生産 2025年8月(EUROSTAT)
◆ フランス ◆
【経済】15:45 消費者物価指数 2025年9月確報(INSEE)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】20:00 小売売上高 2025年8月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】21:30 製造業景況指数 2025年10月(ニューヨーク連銀)
【経済】10/16 03:00 地区連銀経済報告・ベージュブック(FRB)
【工業】10/16 05:30 週間石油統計(API)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 卸売売上高 2025年8月(カナダ統計局)
【経済】21:30 製造業出荷 2025年8月(カナダ統計局)
※米政府機関閉鎖の影響で米経済指標の発表が延期になる可能性があります。
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