−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 4,201.6 + 38.2 シカゴ大豆 2025/11 1,006.50 0.00 NY銀 2025/12 5,137.8 + 75.6 シカゴコーン 2025/12 416.75 +3.75 NYプラ 2026/ 1 1,687.9 + 11.4 NY原油 2025/11 58.27 -0.43 NYパラ 2025/12 1,589.90 + 0.70 ドル・円 151.20 -0.59 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は151円近くまで下落 NY為替市場はドル安が優勢となり、ドル円も上値の重い展開が見られた。東京時間 に一旦150.80円台まで下落したものの、NY時間にかけて151.70円付近ま で買い戻された。しかし、152円台を試すことなく、失速。日本の次期首相が中々決 まらない中、ドル円は円よりもドルに左右される展開が見られた。 ドルは主要通貨に対して約1週間ぶりの安値水準まで下落。前日にパウエル議長が講 演で追加利下げの可能性を温存するような発言を行っていたほか、米中貿易摩擦も高ま っていることで、ドルは売りが優勢となっているようだ。 前日のパウエル議長は、労働市場に大きな下振れリスクが見られると強調。アナリス トは「市場はパウエル議長の前日の講演を利下げ支持の用意があるとのシグナルと受け 止めたようだ」と述べている。また、トランプ大統領が中国政府による米大豆購入拒否 への報復として、食用油関連を含む中国との一部関係を断絶すると脅しをかけていた。 ◎NY貴金属=総じて上昇、金の最高値更新が続く ニューヨーク金、銀は続伸。 金12月限は続伸。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しや 米中の貿易摩擦に対する懸念を受けて一代高値を更新した。欧州時間に入ると、利食い 売りが出て上げ一服となった。日中取引では、ドル安を受けて押し目を買われた。 銀12月限は、金堅調やドル安を受けて一代高値を更新した。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムはまちまち。 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通 しや金堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。日中取 引では、ドル安となったが、利食い売りに上値を抑えられた。 パラジウム12月限は、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しや他の貴金属の 堅調を受けて一代高値を更新した。 ◎LME=揃って反発、アジア株高や前日の下落後の買い戻しで アルミ3カ月物は小幅反発。2739.50ドルで小高く取引を開始。アジア時間は アジア株高を受けた銅の堅調な値動きに追随して浮上。一時2760ドルの高値に達し た。高値では転売が優勢となり、値を落としながらも欧州時間は2750ドル前後を保 った。米国時間帯に米中関係の悪化に対する警戒感から2732.50ドルまで下落し たが、前日に大きく下落した後だけに売り警戒感が強く、買い戻されて2750ドル前 後の値位置を回復。僅かながらプラスサイドを維持して終了した。 銅3カ月物は反発。1万0595ドルで小反発して取引を開始した後は米連邦準備制 度理事会(FRB)のパウエル議長が量的引き締めの停止を示唆したうえ、中国当局に よる政策期待が高まり、アジア株が堅調となったことから、地合いを引き締め、一時 1万0766ドルの高値まで浮上。これまでの上伸後で高値では転売が出て値位置を落 としながらも欧州の時間帯は1万0700ドルを前後する動きとなったが、米国の時間 帯には米中摩擦の激化に対する警戒感からニューヨークダウが値を落としたことに追随 して一段と値位置を落とし1万0600ドル台前半での高下となったが、前日に大きく 下落した後で買い戻しの動きも強く、プラスサイドを維持して取引を終えた。 ◎NY原油=続落、米中貿易戦争の激化による景気悪化を警戒 ニューヨーク原油の期近は続落。 米中貿易戦争が激化するなかで世界的な景気悪化や、それにともなう石油需要の下振 れが引き続き意識されている。ベッセント米財務長官は「中国に打撃を与え得る手段は たくさんある」と中国を威嚇している。ただ、「中国とはここ数日間で実質的な協議を 行っており、今週さらに進展がある見込みである」と述べ、対立が一方的に激化してい る印象を和らげている。 改質ガソリンの期近2限月は反発。ヒーティングオイルの期近は続落。下げすぎた反 動でガソリンには買い戻しが入っているものの、原油安のなかで石油製品の上値は引き 続き重い。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は小幅まちまち、コーンは軒並み堅調 大豆は小幅まちまち。 中国のレアアース規制発表に対し、トランプ米大統領が中国からの輸入品に100% の追加関税を賦課する、と表明して以来、米中関係の悪化が警戒されるなか、模様眺め の雰囲気が強まった。11月限は今月13日以降、1000〜1010セントを中心と するレンジでの高下が続いている。 コーンは軒並み堅調。 米政府機関の一部閉鎖により様々な発表が見送られているが、米産地での収穫が進む なか、実際のコーンのイールドはこれまでの米農務省(USDA)予測を下回るとの見 方が広がり買い優勢となった。 MINKABU PRESS
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