シカゴ大豆の夜間取引は堅調。11月限は1027セント台まで戻している。 米国産大豆の最大の顧客である中国が米国産大豆の市場に戻って来るか否かが、月末 の米中首脳会談まで市場の最大の関心事となりそうだが、これまでの中国のブラジル産 大豆の爆買いで同国産大豆の価格の高騰がすさまじく、米国産大豆の現物の上昇につな がっており、シカゴ大豆も下げにくくなっている。 17日のシカゴは続伸。米中の貿易摩擦激化するなか、トランプ米大統領が2週間後 に韓国で米中首脳会談を実施すると発言したことで、今後の中国の米国産大豆の輸入市 場への復帰が期待された。またロリンズ米農務長官が、中国を待つだけでなく、南米の 2カ国と米国産大豆の輸入に関して協議していると語ったことも好感された。 またブラジル産大豆の高騰で、もともと米国産大豆も下げにくい環境となっており、 現物市場の指標となる全米大豆価格指標は先週20セント弱上昇している。 11月限は1021.50セントまで上昇した後、引けは1019.50セントと 1020セント台を維持できなかった。 <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】 17:00 国際収支 2025年8月(ECB) ◆ ドイツ ◆ 【経済】 15:00 生産者物価指数 2025年9月(連邦統計庁) ◆ イギリス ◆ 【経済】 08:01 住宅価格指数 2025年10月(ライトムーブ) ◆ アメリカ ◆ 【経済】 23:00 景気先行指数 2025年9月(カンファレンスボード) 【農産】 10/21 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA) 【農産】 10/21 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA) ◆ カナダ ◆ 【経済】 21:30 鉱工業製品価格指数 2025年9月(カナダ統計局) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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