[今日の視点]石油=買い優勢を想定も、月末に向けて戻りは鈍いか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は買い優勢か。2026年3月限で100〜300円高程度を想定する。海
外原油が下値を探った後に切り返して引けたことが国内市場を支えるだろう。円相場は
1ドル=150円後半で推移しており、前日水準とほぼ変わらず。
 米国による100%の対中追加関税が発動する11月1日を控えて、原油相場の上値
は重い。先週の中国商務省の声明などからずれば、同国がレアアースの輸出規制を緩和
する可能性は低く、米国の対中追加関税が発動し、世界経済は悪化に向かうだろう。タ
コ取引など、トランプ米大統領はすぐに態度を一転させる可能性があり、事態が悪化し
ないことも期待できる反面、あまり楽観的にもなれないことも確かである。月末にかけ
て低調な推移が続くのではないか。
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.09ドル安の56.93ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは56.89〜56.95ドル。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【朔望】21:26 新月 新月
◆ アメリカ ◆
【工業】10/22 05:30 週間石油統計(API)
【納会】--:-- WTI原油 2025年11月限(NYMEX)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 消費者物価指数 2025年9月(カナダ統計局)
※米政府機関閉鎖の影響で米経済統計の発表は延期になる可能性があります。
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