[本日の見通し]石油=小動き、イラン最高指導者は米大統領を挑発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年3月限は小動き。前日終値付近で推移している。
 イラン最高指導者のハメネイ師は、トランプ米大統領はイランの核産業を破壊したと
思っている、彼はその妄想の中で生き続けさせておけばいい、などと挑発した。パレス
チナ人をテロリスト扱いし、赤子や子供の殺戮に加担したトランプ米大統領を強く非難
するなど、かなり攻撃的な発言を並べている。米軍によるイラン核施設への攻撃の結果
は不明だが、ハメネイ師の発言からすれば大きな被害はないのかもしれない。
 イランに対する国連制裁が再開し、イラン核施設への査察は依然として中断されたま
まであり、米国やイスラエルにとってはイランの核リスクが高まるばかりである。早け
れば年内にもイスラエルが再びイランを空爆するとの観測はあるが、世界はまた緊張さ
せられるのだろうか。
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.13ドル安の56.89ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは56.88ドルから56.99ドル。
 原油3月限の予想レンジは5万6500円から5万7500円、ガソリン先限は7万
9500円から8万0500円、灯油先限は8万4500円から8万5500円。
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