●論点解説ゴム、中国指標発表後も上値重い=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 ゴム相場は上値の重い展開が続いている。10月20日に発表された中国の9月鉱工
業生産は前年比6.5%増となり、前月の5.2%増から大きく上振れした。非鉄金属
市場では需要不安の後退を促す統計として買い材料視されたが、ゴム相場の反応は鈍か
った。7〜9月期の国内総生産(GDP)は前年比4.8%増と前期の5.2%増から
大きく下振れしており、逆に中国経済に対する信頼感の低下が、ゴム相場の上値を圧迫
している。上海ゴム相場の値動きは限定されているが、1万4,000元台後半で上値
の重さを維持している。需要不安の強さが強く窺える値動きになっている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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