−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 4,065.4 - 43.7 シカゴ大豆 2025/11 1,034.75 +4.00 NY銀 2025/12 4,768.1 - 2.3 シカゴコーン 2025/12 423.00 +3.25 NYプラ 2026/ 1 1,552.5 + 33.2 NY原油 2025/12 58.50 +1.26 NYパラ 2025/12 1,460.10 +25.40 ドル・円 151.93 +0.03 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は一時151円台半ばに下落も151円台後半に戻す NY為替市場、ドル円は一時151円台半ばに急速に下落する場面が見られたが、後 半に下げを戻している。米政府が、中国向けのソフトウェアの輸出を制限する計画を検 討していると伝わったことで、ドル円も急速に売りが強まる場面が見られた。具体的に は、ノートPCやジェットエンジンなど、米国製のソフトウェアが使われている、また はソフトウェアを使って作られた製品を中国に輸出する際の規制強化が議論されている という。 ドル円は、高市トレードで一時153円台まで急上昇する場面も見られたものの、実 際に高市氏が首相に就任し、ひとまず一服感も出ているようだ。日銀の利上げについて の見方が様々出ているが、今月の決定会合では見送られる公算が大きいと見られている ものの、12月はまだ可能性があるとの見解で一致しつつある。 エコノミストは、「円高派(ドル円下落)は高市首相の下で財政健全化が緩む可能性 に神経質になっているかもしれないが、金融政策面で見れば、日銀は依然として利上げ が可能で、年内の決定会合で議題に上る可能性は十分にある。それを踏まえると、円先 高観を完全に放棄する時期ではない」と述べている。 また、「円安派(ドル円上昇)は151円台で勢いを保っており、155円の水準を 視野に入れている。ただ、FRBと日銀の政策スタンスを左右する景気循環の違いを考 慮すると、年末までにドル円が150円を下回るレンジに戻るという見方は、なお妥当 と言える」とも付け加えた。 ◎NY貴金属=金が続落、手じまい売りが続く ニューヨーク金、銀は続落。 金12月限は続落。時間外取引では、手じまい売り一巡後に押し目を買われた。欧州 時間に入ると、ドル高を受けて戻りを売られた。日中取引では、戻りを売られる場面も 見られたが、ドル安を受けて下げ一服となった。 銀12月限は、欧州時間のドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、手じまい売り一巡後に押し目を買われた。 欧州時間に入ると、ドル高に上値を抑えられた。日中取引では、ドル安を受けて買い優 勢となった。 パラジウム12月限は、日中取引のドル安や他の貴金属の底堅い値動きを受けて買い 優勢となった。 ◎LME=アルミ・銅は銅の買い戻しで堅調、ニッケルは小幅続落 アルミ3カ月物は続伸。2780ドルで小安く取引を開始。アジアの時間帯前半はア ジア株の頭重い動きが重石となり、2780ドルを割り込み2775ドルまで値を落と す動きが見られた。その後はじり高となり、米国時間を迎える頃には2822ドルの高 値に到達。高値を離れた後は2805ドルが下値支持線として意識される高もみとな り、2800ドルを維持したまま取引を終えた。 銅3カ月物は反発。1万0584ドルで軟調で取引を開始した後に1万0536. 50ドルの安値まで値を落とした。その後は下落後の反動で買い戻されて1万0600 ドル台を回復した。しばらくもちあった後、再び地合いを引き締めて欧州時間には1万 0675ドルに到達。その後は1万0620ドルを下値支持線とする高もみとなり、米 国の時間帯には米国株の頭重い動きにもかかわらず1万0706.50ドルの高値に達 した。騰勢は続かず値位置を落としたが1万0630ドルが下値支持線となり、プラス サイドを維持して堅調に終了。 ◎NY原油=続伸、ウクライナ和平期待が一転し緊迫感漂う ニューヨーク原油の期近は続伸。 先週、トランプ米大統領が次回の米ロ首脳会談を開催する見通しであると発表し、ウ クライナ和平期待が一時的に高まったが、今週に入ってこの会談の中止が報道されてい ることが相場を押し上げた。米ロ首脳会談の開催に向けて、ロシアのラブロフ外相とル ビオ米国務長官の協議が順調ではないもよう。米ウォール・ストリート・ジャーナル (WSJ)が、トランプ米政権はウクライナが西側の長距離ミサイルを使用する際の重 要な制限を解除し、キエフがロシア国内の標的を攻撃することを許可したと報道したこ とも買い手がかり。米当局者の発言として伝わっている。ウクライナ軍は英国製のスト ームシャドウを発射可能。また、ベッセント米財務長官が対ロシア制裁を本日か明日に も大幅に強化すると発表したことも引け後の相場を刺激した。 改質ガソリンの期近は反発。ヒーティングオイルの期近は続伸。原油高に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆期近の主要限月とコーンは反発、買い戻し優勢 大豆は期近の主要限月は反発、他は続落。 反落となった前日の流れを引き継いで売り優勢で運ばれる場面も見られたが、期近限 月は買い戻しが入り浮上した。ただ、米トランプ政権が米国製ソフトを搭載した製品の 対中輸出規制の可能性を示唆したことで米中貿易摩擦に対する警戒感が再び広がったこ とが上値抑制要因となり上げ幅は限られたうえ、期中以降の限月は売り優勢となった。 コーンは反発。 前日の下落の後で玉整理のための買い戻しが見られて買い優勢となった。ただ、米供 給増加見通しが重石となり上げ幅は限られた。12月限は前日とほぼ同値圏での高下と なっており、420セントを下値支持線として意識している様子が示された。 MINKABU PRESS
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