金・銀市況=金は続落、終盤に一段と下げ幅を縮小し複数限月が2ケタ安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         20,135   - 36    20,450 -  95  : 4,120.62  - 38.44
銀          220.0    0.0     229.0   0.0  : 4,914.00  - 12.00
プラチナ     7,447      0     7,283 + 263  : 1,608.50  + 71.40
パラジウム   6,900      0     6,900     0  : 1,438.82  +  4.28
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    152.52   +0.78  ユーロ・ドル相場   1.1594  -0.0017
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【市況】
 金が続落。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相
場の下落を受けて軟調となった。先限は正午前に270円安で推移。午後はドル建て現
物相場の反発から下げ幅を縮小した。終盤は先限を含む複数の限月が2ケタ安に戻し
た。期中は一時、小反発となった。
 銀の商いは成立しなかった。帳入値は大幅安か、変わらず。
 前営業日比は、金標準、金ミニが191〜13円安、ゴールドスポットが213円
安、銀が14.0円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が3万2439枚、金ミニが3万7904枚、ゴールドスポットが
2164枚、銀が0枚。
【金は後半は打診買い、利益確定の買い戻しが増えた印象】
 金先限は夜間取引から続落となり、2万円割れ後に1万9835円まで下落。下値を
切り上げたが、日中取引は、序盤、寄り付き値2万0389円で頭打ちとなった。その
後、2万0200円水準が支持線になった後、午後は終盤に2万0503円まで戻し
た。昨日に続き、前半は利食い売りを含めた手じまい売りが優勢もようも後半は打診買
い、利益確定の買い戻しが増えた印象だ。
 前日のニューヨーク金は続落。21日の急落で総強気ムードが後退。22日は余震が
続いたような商状となり、続落。トランプ米大統領とプーチンロシア大統領との会談は
中止となり、ウクライナ戦争の終結期待は萎み、金にとっては追い風。23日のアジア
時間のニューヨーク金時間外取引は反発。期近12月限は4100ドル台を回復。日中
取引で一段高となり、前日の下げ幅を上回る上昇になるかに注目。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、反発。きのうの海外市場では、欧州時間のドル高や金ET
F(上場投信)から投資資金が流出したことが圧迫要因になった。アジア市場では、朝
方の4084.19ドルから、4072ドル台まで下落したのち、下げ一服となった
が、戻りは売られた。午後に入り、4080ドルを支持線にもみあい後、午後2時半頃
から買い優勢となり、4136ドル台まで急上昇。上げ幅を縮小したが、4100ドル
が支持線となり、堅調に推移。ユーロ高・ドル安が支援材料。
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