シカゴコーン市況=総じて続伸、大幅続伸となった大豆に追随高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2025/12    428.00      436.25      427.25     432.00     + 3.25
  2026/03    443.25      450.75      443.00      446.00      + 1.75
  2026/05    453.25      459.75      452.25      455.00      + 1.25

   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       693,484      497,696       1,649,432 (- 18,963)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(11月3日−11月7日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る。
 コーンベルト東部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
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 コーンは総じて続伸。終値の前営業日比は変わらず〜3.25セント高。中心限月の
12月限は3.25セント高の432.00セント。
 米中首脳会談を受けた中国の輸入再開期待が高まるなか大幅続伸となった大豆の堅調
に追随高となった。米産地での収穫は終了が見込まれることで供給量の大幅増加が予測
されることが重石となり、上げ幅を縮小して引けた。

 12月限は428セントで取引を開始。その後、アジアの時間帯から欧州の時間帯は
じり高となって430セント台まで値を伸ばした。米国の時間帯を迎えると大豆の堅調
に追随する買いを受けて浮上し一時は436.25セントの高値に達したが、終盤に上
げ幅を縮小。430セント割れに対する抵抗を見せ、プラスサイドを維持して終えた。
*米国産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気概況を要約)。
 コーンベルトでは局地的な降雨が発生。気温は西部では平年並〜平年を上回ったが、
東部では平年以下〜平年並となった。今後は29日まで降雨が続いた後、30日は降雨
は発生しないが31〜11月1日にかけて降雨となるだろう。気温は28日までは平年
並〜平年を上回るが、29日〜11月1日にかけては平年以下〜平年並の予報。
 シカゴ小麦は続伸。30日に開催される予定の米中首脳会談で米国産大豆が主な議題
になるとされるなか、中国の米国産大豆輸入再開期待から大豆が大幅続伸となったこと
が買い支援要因となった。12月限は10月14日にかけて一代安値を探る動きが続い
た。その後、一代安値圏で低迷が続いた反動もあり、このところ買い戻す動きが広がっ
ており、この日は一時は9月17日以来の高値まで上昇。上げ幅を縮小したが、プラス
サイドを維持して終えた。
 シカゴ小麦12月限は3.00セント高の529セント。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気概況を要約)。
 プレーンズでは北部南部共に散発的な降雨が発生。気温は平年並〜平年を上回った。
今後は北部では雨がちな天気が続く一方、南部では少雨傾向が見込まれる。また、気温
は平年並〜平年を上回る見通し。
今日の材料
・米コーンベルトでは局地的な降雨が発生。
・コーンベルトでは今週は雨がちな天気が見込まれる。
・プレーンズ北部では降雨が続き生育に適した環境を維持するが、南部は少雨傾向に。
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