LME市況=アルミは小幅反落、銅・ニッケルは米追加利下げ期待で続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物           3カ月物
    アルミ        2,886.01     - 5.60     2,887.00   - 2.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00     0.00
     銅        11,163.84    +144.88    11,183.50  +145.00
    ニッケル      15,162.01    + 73.08    15,366.00  + 70.00
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 アルミ3カ月物は小幅反落。2889.50ドルと前日帳入値をわずかに上回る水準
で取引を開始。アジア株高が手掛かりとなって地合いを引き締め2917ドルまで上伸
し、2022年5月以来の高値をさらに更新した。だが前日に続き2022年5月以来
の高値を更新したことで高値警戒感が強まり、転売の動きが広まるなか値を落とした。
米国時間に2870ドルの安値を付けた。安値を買い戻された後も高値警戒感から終盤
は2890ドルを前後するもちあいとなり、小安く終了。
 銅3カ月物は続伸。1万1023.50ドルで軟調で取引を開始。アジアの時間帯前
半は売り優勢のなか1万0984ドルの安値まで値を落としたが、前日の米株高にアジ
ア株が追随高となったことが買い支援要因となって浮上し1万1100ドル台を付け
た。欧州時間は1万1080ドルを下値支持線とするもちあいとなった後、米国時間に
は米公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ期待が高まるなか、1万1200ドル
の高値まで浮上し、史上最高値をつけた。高値で転売が見られたものの高値圏を維持し
たまま取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は続伸。1万5270ドルで軟調で開始した後は1万5240ドル
の安値を付けるなど低迷する場面も見られたが、米追加利下げ期待や銅の堅調を手掛か
りに引けにかけて上値を探る動きを展開。終盤には1万5445ドルの高値を記録。
高値では転売が見られたが、堅調地合いを維持して引けを迎えた。
今日の材料
・29日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は反発、28.11ポイント高の4016.33ポイント。
・欧州株はまちまち。英FTが上昇。独DAX、仏CACは下落。企業決算が相次ぐ中、投資
 家の関心はこの日のFOMCの利下げ決定に向けられた。鉱業・銀行・エネルギー株が
 堅調だった一方、通信と化学が下落。
・ドルは上昇。ドル円は一時、1ドル=151円台後半に下落したが、153円を試すまで
 反騰し、152円台後半で終えた。ユーロドルは1ユーロ=1.1575ドルまで下落し、
 今月22日の安値1.1574ドルにほぼ顔合わせ。
・パウエルFRB議長は「12月の利下げは決して確定した結論には程遠い」との見解を
 示す。
・米国株はニューヨークダウが74.37ドル安で反落。ナスダックス指数は130.98ポイ
 ント高(0.55%高)で続伸。
・ニューヨーク貴金属は軒並み上昇。ニューヨーク原油は小反発。

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