−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,991.0 - 1.9 シカゴ大豆 2026/ 1 1,107.50 -26.75 NY銀 2025/12 4,786.5 -15.7 シカゴコーン 2025/12 428.75 -6.50 NYプラ 2026/ 1 1,539.6 -23.0 NY原油 2025/12 59.43 -0.17 NYパラ 2025/12 1,385.50 -64.60 ドル・円 153.12 -0.99 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。貴金属、原油、大豆、コーンは暫定値。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は一時152.80円台まで下落 NY為替市場はドル安が優勢となり、ドル円は午後に152.80円台まで下落し た。前日は民間の米経済指標が予想を上回る内容となったことからドル高の反応が強ま り、ドル円は154円台に戻していた。155円台を視野に入れた展開を堅持している が、154円台に入ると利益確定売りなどの上値抵抗が根強くある。 米政府機関閉鎖が長引く中、市場は短期的にトランプ関税に関する米最高裁の判断 と、FOMC委員の発言を注目している。トランプ関税に関しては、前日に最高裁で口 頭弁論が行われ、トランプ政権の主張に対して懐疑的な質問が判事から相次いでいた。 これを受けて賭け市場では、最高裁がトランプ関税維持が支持される確率が、前日の約 50%から25%に急低下している。この不透明感が本日のドル売りを誘っているとの 指摘も聞かれる。 ◎NY貴金属=反落、リスク回避が圧迫 ニューヨーク金、銀は反落。 金12月限は反落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退 を受けて売り優勢となったが、手じまい売り一巡後は押し目を買われた。欧州時間に入 ると、もみ合いとなった。日中取引では、リスク回避の動きを受けて手じまい売りが出 たことが圧迫要因になった。 銀12月限はリスク回避の動きや金の戻りを売られたことを受けて売り優勢となっ た。 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測 後退や金軟調が圧迫要因になったが、金に押し目買いが入ったことを受けて地合いを引 き締めた。欧州時間に入ると、買いが一巡し、上げ一服となった。日中取引では、リス ク回避の動きや金軟調を受けて売り優勢となった。 パラジウム12月限はリスク回避の動きや他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となっ た。 ◎LME=銅・アルミは米株安を受けて小幅安、ニッケルは小幅反発 アルミ3カ月物は小幅続落。2876ドルで小安く取引を開始。その後は半導体株や ハイテク関連株の堅調を手掛かりにしたアジア株高が手掛かりとなって浮上し、アジア の時間帯終盤から欧州の時間帯にかけて浮上し2882.50ドルの高値を記録。高値 を離れた後も2865ドルを下値支持線とする高もみとなっていたが、米国の時間帯を 迎えると米株安となったことで売り優勢に転じ一時は2831.50ドルの安値まで 下落。安値で買い戻されたもののプラスサイドを回復できないまま引けを迎えた。 銅3カ月物は小反落。1万0735ドルで取引を開始した後、アジア時間の序盤に 1万0688ドルまで値を落としたが米国株式市場で半導体株やハイテク関連株が反発 した流れを引き継いでアジア株が地合いを引き締めたため、買い優勢に転じアジア時間 帯後半に1万0792.50ドルの高値まで浮上。1万0700ドル台後半でしばらく もちあった後に軟化したが、1万0740ドル割れには抵抗を見せ底堅く推移した。し かし、米株安が手掛かりとなって引けにかけて値位置を切り下げ、終盤に1万0666 ドルの安値を記録。安値からの反発力は限られ、小幅安で終了。 ◎NY原油=続落、来週のIEAの発表を控えて ニューヨーク原油の当限は続落。供給過剰懸念が根強いことが相場を引き続き圧迫し た。来週12日には国際エネルギー機関(IEA)が2025年版の世界エネルギー見 通しを、13日には月報を公表する予定で、供給過剰見通しがあらためて示される公 算。10月の米チャレンジャー人員削減数が前年比+175.3%増と上振れしたこと も、米景気悪化懸念を強めて相場を圧迫した。 ◎シカゴ大豆・コーン=全面安、中国の需要不安やトランプ関税の審理待ちで 大豆は期近から大幅反落。 米中首脳会談で中国側は年内に1200万トンの米国産大豆を購入することで合意し たと伝えられ、首脳会談直後に中国による米国産大豆の購入が報告されたものの、その 後の購入が伝えられていないことが弱材料視された。また、米トランプ政権の関税が最 高裁で審理されるなか、その見通しに不透明感があることから手仕舞う動きが見られた ことも下げ幅が大きくなる一因となった。 コーンは反落。 大きく値を落とした大豆に追随安となった。また、米トランプ政権による関税政策の 審理が最高裁で進められ、その結果待ちとなるなかで手仕舞いの動きが膨らんだことも 下押し要因になった。 *価格は日本時間の午前5時45分時点の暫定値。米国がサマータイム終了し、標準時間 に移行したため、帳入値は未更新。 MINKABU PRESS
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