【本日の見通し】ドル円は比較的しっかりした動きか

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【本日の見通し】ドル円は比較的しっかりした動きか
   
 米連邦政府機関閉鎖が続く中、やや材料不足感もある外国為替市場。ドル円は先週末153円台前半を中心とした推移から、引けにかけてドル高が優勢となり、週明けの東京朝もその流れが続いて、ドル買い円売りとなった。目立った材料がない中で、円キャリー取引などを受けたドル買い円売りの継続が期待される。
  
 154円手前には売りが入っているとみられ、高値追いには少し慎重。ただ先週木曜日に152円80銭台がしっかりとなり、金曜日は153円00銭前後がしっかりと、下値がやや切り上がりながら買いが入ってきており、地合いの強さが意識される。リスクは上方向と見ている。
   
 ユーロ円などクロス円も基本的にしっかりか。この後の日銀金融政策決定会合の主な意見を確認したいところではあるが、基本的に利上げに慎重との見方が強く、円売りが入りやすい地合い。ユーロ円は177円00銭を挟んだ176.80-177.20がサポート水準。ポンド円は対ドルや対ユーロで英国の利下げ期待や財政赤字懸念でのポンド売りが入りやすく、ユーロ円ほどの安定感がないが、流れは円安方向。201円台前半では買いが入る展開と見ている。
  
 ユーロドルは1.15台を中心とした推移を見込んでいる。上下ともに行き過ぎた動きには警戒感が出そう。ポンドドルは1.31台を中心とした推移。上記のポンド売り材料が重石となるが1.3100前後の買いが下値を支えている。
  
MINKABUPRESS 山岡和雅

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