LME市況=続伸、米政府解除観測や中国の対米レアアース規制の1年延期で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,853.91  +   18.82     2,869.50  +   21.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,781.15  +   82.87    10,796.00  +   79.50
    ニッケル      14,911.50  +   42.88    15,108.00  +   48.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2862.50ドルで堅調で取引を開始。米政府機関の一部
閉鎖が解除されるとの観測や中国商務省による対米レアアース輸出規制の1年延期の発
表が好感されてアジア株が堅調となったことが買い支援要因となるなか浮上。欧州の時
間帯も堅調地合いを維持し、一時2895ドルの高値に達した。高値を離れた後は値位
置を切り下げる動きが続いたが2865ドルを割り込むと買い戻され、堅調に引けた。
 銅3カ月物は続伸。1万0727.50ドルと小幅続伸で開始した。その後、米政府
機関の一部閉鎖解除観測や、中国商務省によるレアメタルの対米輸出禁止措置を1年間
停止するとの発表が好感されアジア株が堅調となるに伴い、一時1万0903ドルを記
録。高値を離れた後、1万0800ドルを下回る場面も見られたが、欧州の時間帯後半
以降は1万0800ドルを下値支持線とした高もみとなったが、米国の時間帯を迎える
と転売で上げ幅を縮小し、1万0800ドルを割り込んだ。1万0770ドルを下回る
と買い戻されて80ドル近い上げ幅を維持して終了。
 ニッケル3カ月物は小幅続伸。1万5055ドルで取引を開始した後はアジア株高や
他非鉄貴金属の堅調に追随する買いが見られて1万5180ドルまで浮上。その後は
転売を受けて値位置を切り下げて1万5100ドルを割り込み、終盤はこの日の安値圏
でのもちあいとなったが、プラスサイドは維持して終えた。
今日の材料
・10日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は反発、21.04ポイント高の4018.60ポイント。
・米政府機関の一部閉鎖が解除されるとの観測が強まる。
・中国商務省から対米レアアース輸出規制の1年延期との発表。
・欧州株は軒並み上昇。米政府機関閉鎖の解除への合意期待から買い優勢。独DAX指数
 が1.65%高と上昇が目立った。
・ドルはまちまち。ドル円は1ドル=154円台前半まで上昇。ユーロドルは7日のレンジ
 取引内での高下ながら買い優勢。
・米国株は上昇。ニューヨークダウは381.44ドル高。ナスダックス指数は522.63ポイ
 ント高(2.27%高)。日本時間の午前6時時点での暫定値。
・ニューヨーク貴金属は米政府閉鎖の解除観測から米追加利下げ期待が強まり金・銀
 主導で買い優勢。ニューヨーク原油は小幅高。
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