大阪12月限 日経225先物 51160 +110 (+0.21%) TOPIX先物 3331.0 +6.5 (+0.19%) 日経225先物(12月限)は、前日比110円高の5万1160円で取引を終了。寄り付きは5万1340円と、シカゴ日経平均先物清算値(5万1275円)を上回る形で、買いが先行した。買い一巡後は5万1300円~5万1470円辺りで保ち合い、前場中盤にかけて5万1550円まで上げ幅を広げた。ただ、前場終盤にかけては持ち高調整とみられるロング解消の動きが優勢となり、5万1100円まで上げ幅を縮めていた。 その後は5万1100円~5万1250円辺りでの推移が続いたが、後場終盤にかけてソフトバンクグループ<9984>[東証P]が一時下落に転じたことがショートを誘う形となり、5万0610円まで売られた。ただ、同社が引け後に発表した2026年3月期第2四半期決算がコンセンサスを上回る進捗だったほか、1株を4株とする株式分割を発表したことがショートカバーを呼び込み、引け間際に切り返す展開だった。 前場は米政府機関の閉鎖が解除される見通しが強まったことを手掛かりに、5万1550円まで買われる場面もみられたが、その後は上げ幅を縮める形でボリンジャーバンドの+1σ(5万1050円)水準での攻防が目立った。後場は決算を控えたソフトバンクグループとの連動性が高まり、短期的なショートを誘う動きもあった。 ソフトバンクグループの決算が予想を上回ったことで、米預託証券(ADR)で強い値動きをみせるようだと、日経225先物は+1σから明確に上放れてくることも考えられる。アドバンテスト<6857>[東証P]やフジクラ<5803>[東証P]などで持ち高調整の動きがみられていたこともあり、半導体・AI関連株への資金流入が再び強まる可能性もありそうだ。 一方で、再び+1σを割り込んで推移するようだと、5万円割れを狙ったショートを誘う展開となる可能性がある。そのため、+1σ水準で強弱感が対立しやすく、明確にトレンドが出てくるまでは、スキャルピング中心のトレードとなろう。 NT倍率は先物中心限月で15.35倍と横ばいだった。一時15.42倍まで上げる場面もみられたが、+1σ(15.43倍)が抵抗線として意識される形である。後場終盤にかけてソフトバンクグループへの利益確定の動きが強まる場面がみられたなかで、NTロングの巻き戻しに向かわせたようだ。 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万6832枚、ソシエテジェネラル証券が1万1947枚、サスケハナ・ホンコンが3597枚、モルガンMUFG証券が2844枚、バークレイズ証券が2398枚、日産証券が1544枚、BNPパリバ証券が1412枚、みずほ証券が1397枚、松井証券が1321枚、ゴールドマン証券が1239枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万1259枚、ソシエテジェネラル証券が1万8753枚、ゴールドマン証券が4627枚、JPモルガン証券が4364枚、バークレイズ証券が3995枚、野村証券が2955枚、モルガンMUFG証券が2810枚、サスケハナ・ホンコンが2302枚、シティグループ証券が968枚、BNPパリバ証券が868枚だった。 株探ニュース
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