金・銀市況=金が小幅まちまち、円安が下支えも先限は小幅安で引け

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/12          2026/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         20,465    -60    20,912   - 6  : 4,116.88   -12.30
銀          228.0   +5.0     241.0  +3.0  : 5,148.00   +75.00
プラチナ     7,583    + 1     7,389   +17  : 1,583.21   - 3.85
パラジウム   7,100      0     7,100     0  : 1,434.02   + 1.02
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    154.67   +0.44  ユーロ・ドル相場   1.1579  +0.0025
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【市況】
 金が小幅まちまち。ニューヨーク安となったが、押し目を買われ買い優勢で始まっ
た。ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた後、ドル建て現物相場の軟化で上
げ幅を削る動きとなった。先限は正午前に10円安で推移。午後に入り、現物相場の一
段安でジリ安。円安が下支えとなった後、終盤に下値を切り上げたが、小幅安で引け
た。期先6、8月限は小幅高で引けた。
 銀は期先3本が上昇。期近は出来ずも帳入値は上昇。
 前営業日比は、金標準、金ミニが60円安〜29円高、ゴールドスポットが27円
安、銀が3.0〜8.0円高。
 推定出来高は、金が1万9860枚、金ミニが1万5460枚、ゴールドスポットが
1712枚、銀が5枚。
【金先限は前日の高値に届かず、午後は小幅安で推移】
 金先限は日中取引に2万0990円で上値を抑えられた。2万1000円が抵抗線と
なり、時間外取引の高値2万1007円に届かず。午前11時過ぎまで2万0950円
を挟んで小高く推移したが、正午前から午後は小幅安で推移。
 夜間取引の序盤に2万1007円の高値をつけたが、前日の高値2万1014円が抵
抗線となった。2万1014円超えとなった場合、買い戻しが増えたとみられるが、夜
間から日中取引の短期売買に関しては売り方に分があった。
 米政府機関の再開期待から米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が高まりで11
日はドル安となった。しかし12日のアジア時間のドルは対円、対ユーロでも上昇。
12日のアジア時間の米国株夜間取引はニューヨークダウ、S&P、ナスダックス指数
とも上昇。今月に入り安定感を欠いているナスダックス指数がニューヨークダウ、S&
Pを上回る上昇もドル資産に買い安心感につながり、金は利食い売り先行もよう。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下落。きのうの海外市場では、短期筋の利食い売りが出た
ことを受けて軟調となった。アジア市場では、押し目を買われ、4144ドル台まで上
昇したのち、上げ一服。正午前からドル高から売り圧力が強まり、一時4101ドル台
まで下落。安値を離れ、午前4時過ぎには4120ドル台半ばで推移。
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