[11月17日からの1週間の展望]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
週間高低(カッコ内は日付) 11月10日〜11月14日
始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比
<東 京> 先限 39,000 39,600 39,000 39,000 0
======================================
<シカゴ>14日終値 前週末比 |9月28日現在の米国産コーン作柄報告
25/12 430.25 + 3.00 |デント(95% 前週 91% 前年 95%、平年96%)
26/03 444.00 + 2.00 |成熟(71% 前週56% 前年73%、平年74%)
|収穫(18% 前週11% 前年20%、平年19%)
|作柄報告
|「良」以上:66%(前週66%、前年64%)
|「劣」以下:10%(前週10%、前年12%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 154.55円 前週末比 0.06円の円安
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【前週のレビュー】シカゴコーンは、押し目買いで下げ渋るかに注目。期近12月限
は426.50〜437セントのレンジ相場。10月31日の安値426.50セント
が支持線。425セント割れとなると、買い方の手じまい売りが増え、420セント水
準まで下落リスクありとした。
【シカゴコーンは12月限が437セント超えで上げ足加速】
シカゴコーンは上放れとなった。延期された米農務省(USDA)の需給報告を14
日に控え、玉整理に伴う買い戻しに支援され、今秋のレンジ相場を上抜いた。期近12
月限は11日に終値で430セント台を維持。12日以降、上伸の動きとなり、13日
は抵抗線の437セント超えとなると、一気に上げ足が加速した。442.75セント
まで上値を伸ばし、440セント台を維持して引けた。
米政府機関の閉鎖が解除され、週間輸出成約高が約1カ月半ぶりに発表された。14
日に4日遅れで月例需給報告が発表される。米国産コーンの収穫率、米商品先物取引委
員会からの玉明細も過去に遡り順次、発表されるとみられる。
米国産コーンの収穫作業は最終段階となり、はほぼ完了しているとみられ、ハーベス
トプレッシャー(収穫期の売り圧力)はほぼ消滅しつつある。14日の需給報告を通過
した後はアルゼンチンなど南米産地の天候、作付け状況が材料視されやすくなる。
目先は14日に発表の需給報告に対する反応待ち。事前予想では25/26年度の米
穀産コーンの単収(イールド)は184.0Bu/エーカーとなり、9月の需給報告の
186.7Bu/エーカーから下方修正予想。最近の上昇はイールド、期末在庫の下方
修正を予想して買い戻しにより踏み上げ相場になった印象がある。
テクニカルからは、期近12月限は25日移動平均線が通る426.75セントが支
持線として意識されよう。24日からの週になると、期近3月限への限月移行が進展す
る。
【とうもろこしはの取引は事実上、終焉】
とうもろこしは、13日時点の総取組高は7枚のみ。各限月の取組高が1ケタ、また
はゼロ状態で、事実上、取引は終焉。新規売買は参加しにくい。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
17日 国内総生産 2025年7-9月期1次速報 (内閣府)
米製造業景況指数 2025年11月(ニューヨーク連銀)
米週間穀物輸出検証高(USDA)
米国産コーン・大豆収穫率報告(USDA)
18日 米輸出入物価指数 2025年10月(労働省)
米鉱工業生産・設備稼働率 2025年10月(FRB)
対米証券投資 2025年9月(財務省)
19日 機械受注 2025年9月(内閣府)
貿易収支 2025年10月速報(財務省)
英貿易収支 2025年10月速報(財務省)
ユーロ圏国際収支 2025年9月(ECB)
ユーロ圏消費者物価指数 2025年10月確報(EUROSTAT)
米住宅着工・許可件数 2025年10月(商務省)
米FOMC議事録公表 10月28-29日(FRB)
20日 独生産者物価指数 2025年10月(連邦統計庁)
政策金利公表(南アフリカ準備銀行)
米新規失業保険申請件数(労働省)
米製造業景況指数 2025年11月(フィラデルフィア連銀)
米中古住宅販売統計 2025年10月(全米不動産協会)
米週間穀物輸出成約高(USDA)
21日 消費者物価指数 2025年10月(総務省)
英小売売上高 2025年10月(国立統計局)
ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年11月速報(Markit)
ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2025年11月速報(Markit)
米消費者信頼感指数 2025年11月確報値(ミシガン大)
建玉明細報告(CFTC)
※米政府機関閉鎖の影響で米経済指標の発表が延期になる可能性があります。
MINKABU PRESS
※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。