●週間見通し原油、地政学リスク警戒も先高観は乏しい=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は50ドル台後半から60ドル水準で小幅高になった。地政学リスクが下値を支
え底固く推移した。ウクライナ軍の攻撃で黒海周辺の供給リスクが高まったこと、米軍
がベネズエラで軍事作戦を展開する可能性が警戒された。また、ウクライナ和平協議に
目立った進展が見られなかったこともポジティブ。60ドル台では早めに調整売りを進
める動きが上げ幅を限定したが、底固さが目立った。
 今週も50ドル台後半をコアに売買が交錯する見通し。地政学リスクの高まりを受け
て、大きく値を崩すリスクは後退している。ウクライナ和平の早期実現期待が後退して
いることも、投機筋の売り圧力にブレーキを掛けよう。一方で、需給緩和見通しに大き
く修正を迫るような動きが想定されている訳ではなく、60ドル台前半は引き続き上値
の重さを確認する見通し。11日に国際エネルギー機関(IEA)と石油輸出国機構
(OPEC)の月報が発表されるが、需給緩和見通しが再確認される見通し。
 予想レンジは58.00〜62.00ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)



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