NY原油市況=続落、米国はクリスマスまでのウクライナ和平を要求

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/01     58.87       59.17       58.12       58.25        - 0.63
  2026/02     58.67       58.93       57.95       58.08        - 0.55
  2026/03     58.43       58.73       57.83       57.96        - 0.47
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              628,287             1,877,933    ( - 27,723)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/01     226.01    - 3.81
                            2026/02     224.51    - 3.14
         改質ガソリン       2026/01     178.97    - 0.84
                            2026/02     179.26    - 0.81
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月は0.63〜
0.55ドル安。その他の限月は0.47〜0.16ドル安。
 ウクライナ和平に向けて米国がゼレンスキー大統領に対する圧力を強めており、ウィ
トコフ米特使とクシュナー氏が2時間にも及ぶ電話会談でゼレンスキー氏に返答を迫っ
たと報道された。米国の停戦案を受け入れるかどうか、ゼレンスキー氏が返答するまで
の期限は数日以内であるという。トランプ米大統領はクリスマスまでの合意を望んでい
る。英フィナンシャル・タイムズ(FT)が伝えた。
 報道によると、ゼレンスキー氏は米国に対して欧州の同盟国と協議する必要があると
伝えた。ただ、英独仏はウクライナ領土の割譲を拒否しており、ウクライナ和平を巡り
西側は分断されている。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、ト
ランプ米大統領の和平案を妨害するため、欧州が保有する2.34兆ドル規模の米国債
の処分を検討している。
 一方、ゼレンスキー氏は、国民の判断次第では大統領選を行う用意があると述べた。
厳戒令が敷かれているなかで議会で法的な準備が整い、米国や欧州が選挙期間中の安全
を保障できるならば、大統領選が行われる可能性がある。ただ、選挙期間中のロシアと
の一時停戦は不可欠で、選挙実施までに60日から90日が必要となる見通し。
 時間外取引で1月限は59.17ドルまで強含んだが上値は重く、通常取引前半にか
けて売りが強まった。一時58.12ドルまで下落した。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続落。原油安に連動した。
今日の材料
・ウクライナは修正和平案を明日にも提示へ=ゼレンスキー大統領
・ウクライナのNATO加盟はない=トランプ米大統領
・ウクライナには選挙が必要=同上
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